小ネタ 199X-010

原書で読む本


2〜3年前に、無謀にも原書で本を読もうなどと思い立って、今迄いくつか読んできている。
邦訳が出ていない作品などは特に原書で読む意味があると思う。　そのあたりの本の情報など。

昔は、丸善などでこういう本を入手するのは時間とお金がかなりかかったが、最近はAmazon.comで買えるようになった。

ダグラス・アダムス (Douglas Adams)

• 「So long and thanks for all the fish」　・・・　「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズ3部作の4作目。邦訳は出ていない。読了。
  
• 「Mostly Harmless」　・・・　「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズ5作目完結編。主人公の長い旅が終わり、伏線もすべて解消される!? 読了。
  
• 「Ultimate Hitchhiker's Guide」　・・・　「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズ5編+ボーナスストーリー1編を収録した合本。
  
• 「Starship Titanic」　・・・　著者はTerry Jones。同名のダグラスアダムスによるゲームのノベライズ版。積読。
  

　　　

アーサー・Ｃ・クラーク (Arthur C Clarke)

• 「3001: The final odyssey」　・・・　映画で有名な「2001年宇宙の旅」のシリーズ完結編、邦訳が出る前に読了。邦訳版の題は「3001年終局への旅」。
  
• 「Childhood's End」　・・・　古典的部類に入る超有名な名作。まだ全部読み終わっていない。邦訳版「地球幼年期の終わり」を読んだ。
  
• 「Rendezvous with Rama」　・・・　邦題「宇宙のランデヴー」。リーと共著の続編の3部作も全部邦訳されている。
  

　　

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア (James Tiptree, Jr.)

• 「Brightness Falls From The Air」　・・・　her last and greatest novel という但し書きがある。が、「たったひとつの冴えたやりかた」がLastだと思われる。同書冒頭の図書館のくだりで『輝くもの天より墜ち』という物語の話が出てくる。この本の邦訳はまだ出ていないが、出るまでに読了するだろうか?
  
  そういえば、最近また彼女の短編集の1つが邦訳されたようだ。 ( 「星ぼしの荒野から」ハヤカワ文庫 )
  
  
  

• 「Finnegans Wake」　by James Joice
  
  
• 「The Way To Gound Zero」　by Marta A. Bartter
  
  

　

• 「The Anarchist Cookbook」 by William Powell
  
  
• 「giga bites: The Hacker Cookbook」 by Jenz Johnson
  
  
• 「The book of TOFU」 by William Shurtleff and Akiko Aoyagi
  
  
  Anarchist Cookbookは、有名な*危ない*料理書。
  Hacker Cookbookは、ハッカー向けのジャンクフードのレシピの載った迷料理書。
  Book of TOFUは、豆腐の本。
  
  

　　

• 「Wizardry: The League of The Crimson Crescent」　by James E. Reagen
  
  
• 「The Lord of The Rings: The Fellowship of The Ring」　by J. R. R. Tolkien
  
  
• 「The Dark Crystal」　by A. C. H. Smith
  
  
  Crimson Crescentは、コンピュータRPGゲームWizardryを題材にした小説。
  Lord of Ringsは、有名なファンタジー小説「指輪物語」。
  Dark Crystalは、同名のファンタジー映画のノベライズ。
  
  

　　

• 「Omen IV: Armageddon 2000」　by Gordon McGill
  
  
• 「Necronomicon」　by Abdul Alhazred (?)
  
  
• 「H. R. Giger's Necronomicon」　by H. R. Giger
  
  
  　OmenIVについては著者はOmenIIIと同じとのこと。ちなみに映画版は3部作が完結したあとで4作目(Omen IV: Awakening)も出ている。小説については1作目の著者はデビッド・セルツァーで、映画版のシナリオも彼が書いており、これを発展させて小説化している。2作目以降については手持ち情報がないので不明である。
  　Necronomicon(ネクロノミコン)はH. P. Lovecraftの作品群の中に登場する魔術書。有名だが実在しない。では、この本はというと、ノリで作られたのではないかと思われる。怪しげな魔法陣やサインやイコンや呪文等が載っている。
  　同名のH.R.Gigerの画集も存在する。H.R.Gigerといえば映画「Alien」のデザインを手がけたので有名。