Core Warとは、Redcodeというアセンブリ言語を使ってプレイヤーが書いたプログラムをMARS(Memory Array Redcode Simulator)と呼ばれる仮想マシン上で戦わせるゲームです。
ゲームの目的は、自分のプログラムをマシン上に存続させつつ、敵のプログラムのすべてのプロセスを殺す(terminate)ことです。
Core Warのシステムは、UNIX, DOS, Macintoshなどほとんどのプラットホーム上に移植されております。日本においては'87年頃にPC-9801などのいくつかのマシンに移植されましたが、最新の環境は存在していないようです。
ReccodeはICWS(International Core War Society)により標準化されております。
ちなみにCoreとは、初期のコンピュータに用いられたCore Memoryという記憶装置のことです。
Core Warは、'84年3月にカナダのWest Ontario大学のD. G. JonesとA. K. Dewdneyによる記事「Core War Guidelines」で発表されました。
これが現在のCore Warの原型となったものです。
アセンブリ言語Reccodeは、ICWS(International Core War Society)により標準化されており、'88年と'94年の標準化があります。
公式の標準(ICWS'88)のドラフトは、http://ftp.csua.berkeley.edu/pub/corewar/documents/standards/redcode-icws-88で入手できます。あと、Mark Durhamのチュートリアルhttp://ftp.csua.berkeley.edu/pub/corewar/documents/tutorial.1と http://ftp.csua.berkeley.edu/pub/corewar/documents/tutorial.2も見てください。
新しい標準のICWS'94が提唱されており、現在は評価中です。ICWS'94のドラフトは、ftp://ftp.csua.berkeley.edu/pub/corewar/documents/icws94.0202.Zで入手できます。ICWS'94は、ICWS'88に対して上位互換性があります。