小ネタ 2000-001

SH1マイコンを使ってみた


日立のSH1マイコンを使ってみた記録



SH-CPU

 日立製のSuperHと呼ばれるCPU。 SH-1、SH-2、SH-3、SH-4が存在している。

 SH-2は、セガのゲーム機サターンのCPUに採用されている。
 SH-3は、シャープの携帯端末のザウルスに採用されている。また、カシオの携帯端末カシオペアなどのWindowsCEマシンのCPUとしても使われている。




SH1を試してみた


 CQ出版からSH-1の学習キットが出ているので、入手した。ボードは京都マイコンのもので、コンパイラはgcc。 このキットに関してはCQ出版のインターフェース誌に情報あり。

CQ RISC 学習キット / SH-1 学習キット中身

 キットのC言語「exeGCC」は、いわゆるgccなんだけど京都マイコン製のDOSエクステンダ上で動くようになっており、この部分のバイナリの著作権によりコピーフリーではありませんです。で、自分でコンパイルしてみようと考えたわけである。

 FSFから出ているもともとのGCCのソースリストをWin95上のVisual C++でコンパイルしてみるというのを試みる。biniutils、GCC本体はコンパイルできている。ライブラリlibgcc.aはうまくコンパイルできていない。
 とりあえず、FreeBSD上でmakeしたときのlibgcc.aをWin95上に持ってきて動かしているが、いまのところ特に問題はないようである。

 なぜWin95でGCCなのか? という疑問もあるかもしれない。素直にLinuxだとかFreeBSD上で使えば何も問題がないだろうにと、はた目には見えるかもしれないが。 でも、これはWin95( or DOS)上にVzEditorというスクリーンエディタがあるからというのが個人的には大きな理由の1つであると思う。他のemacsやviというエディタを使えないわけではないのだが、Vz(あるいはEZ)を10年くらい使ってきて思いきり馴染んでしまったのである。