小ネタ 2004-003

Panasonicのホームカメラサーバー「KX-HCM1」の解析

- KX-HCM1とは -
 特徴は、
 ・Pan,Tilt方向にカメラが可動できる
 ・これ1つでカメラとWebサーバーの機能が入っていて、静止画/動画を公開できる
 ・カメラの各種機能の制御がWebからIE上で操作できる
 というものである。
 特にカメラの可動というのがカッコいいので、高かったがつい衝動買いしてしまった。
 (後日、LogicoolのQcam-Orbitというのが出たので、それもつい...)


- なぜ解析するのか -
 このカメラを制御するには、基本的にはIEでこのカメラサーバーにアクセスして、画面上に表示されるボタンやフォームで操作を行うことになっている。
 ソフトを自作してカメラを自動操作する方法は特に用意されていない。
 とは言っても、相手はWebサーバーなので、ポート80番にテキトウな文字列を送信すれば、IE上の操作と同じことができるはずである。

- 解析結果 -

以下のようなコマンドで制御して任意の方向の静止画像の取得ができた。
ちなみにカメラのアドレスというのはこのカメラに設定したIPアドレス。

カメラの方向を少し上に向ける
 http://カメラのアドレス/nphControlCamera?Direction=TiltUp

カメラの方向を少し下に向ける
 http://カメラのアドレス/nphControlCamera?Direction=TiltDown

カメラの方向を少し右に向ける
 http://カメラのアドレス/nphControlCamera?Direction=PanRight

静止画像の取得方法
 http://カメラのアドレス/BufferingImage?ImageAdr=0
 (ただし、タイマー撮影の自動保存設定をしておくこと)

自動保存した画像を全部消す方法
 http://カメラのアドレス/nphManipulateCamera?PAGE=ImageTransferTimer&ClearImage=1
 (CGIにPAGEというのを指定しないと動かないCGIがある)