小ネタ 2004-012
ゲームボーイアドバンス用シリアル通信ケーブルの製作
ゲームボーイアドバンスとPCとを接続して、シリアル通信をするためのケーブルを自作した。
- 材料 -
・ゲームボーイポケット用のジャンクの対戦用ケーブル
・D-Sub9Pinコネクタとハウジング
・Sipex SP3232 (RS232レベルコンバータIC)
・基板,配線,0.1uFコンデンサ,LED等
回路図はこれを参考にした。
- 動作 -
PC側でターミナルソフトを起動し、GBA側はフラッシュメモリに自作の簡易ターミナルソフトもどきを入れて動作させた。
ちゃんとデータの送受信ができた。GBAからの送信はAボタンで"A"、Bボタンで"B"を送信のみテストした。
- 応用について -
応用については、PCからプログラムをロードして実行するモニタを作るというのが考えられるが、既に1カートリッジでのGBA同士の通信対戦用にそういう機能がもともと備わっている。ただし通信は非同期シリアルのUARTではないのでPCと通信するには工夫が必要である。 (世間ではその特殊な通信用にパラレルポート用のブートケーブルやUSBブートケーブル、USB-Linker-Advance、USB-F2A-Linkerというようなものが作られている。)
PCとの通信以外にも、周辺機器を接続するのに使用可能である。仕事で作った親指サイズのセンサ基板から計測値をシリアル通信で入力することができた。
シリアルマウスを接続して、マウスで遊ぶゲームボーイソフトを作ってみるのも面白いかもしれない。