小ネタ 2005-001
X-Box改造
正月の休みにX-Boxに妖しげなチップを取り付ける改造をしてみた。Xecuterとかいうものらしい。
以前、プレイステイション2を分解したことがあるのだが、それに比べるとX-Boxはずいぶんと簡単に改造できた。
使用したX-BoxはV1.0である。改造チップはNoSolderタイプのなのだが、取り付け部分の基板穴が半田で塞がっているので、結局半田ごてを使って半田除去作業が必要だった。
今回はじめてX-Boxの中身をナマで見たのだが、まるっきりPCである。
Pentium3(733MHz)で、DDRメモリ64MB、GeForce3カスタムビデオ回路オンボードという構成なのでこんなものかも。
もう少し小さくて、上面が平らだったり、縦置き出来るデザインだったら良かったのに。省スペースPCのような感じで。
X-Boxも最初に日本で出てからしばらくは低迷していたが、最近やっとゲームが揃ってきた。最近、海外のゲームがリージョンプロテクト(諸外国で動かないようにするプロテクト)を掛けないで出しているものが増えてきている。そういったゲームをパッケージとマニュアルだけ日本語化して旬のうちに発売するようになったのが効いていると思う。X-Boxで世界的にむちゃくちゃ売れているHALO2などはちゃんとゲームを日本語に移植しているのも良い。
しかし、まだまだ日本に入ってこない日本飛ばしのゲームも多い。ElderScrolls III Morrowindとかをやってみたい。というような動機で、X-Boxを改造した。 タダゲーしたいとかそういうのは貧しい発想だと思う。
(後日加筆 2005.1.28)
改造用チップXecuterを取り付けてBIOSの差し替えできた所までは良かったが、Xecuterは中にFLASH書き換え用ソフトが書き込んであるだけで、いわゆる一般的なハッキング済み差し替え用BIOSは書き込まれていないのである。X-BoxにXecuterを取り付けてFLASH書き込みソフトを使ってCD-RWから差し替え用のBIOSを書き込む必要がある。
で、書き換えの手順通りに作業してみたが、書き込みは正常に終了するようなのに、実際には書き換わらないという症状で、先に進めなくなってしまった。いろいろと試してみたが、結局X-Box上でXecuterのFLASH書き換えをあきらめて、PCでXecuterを書き換える書き換え機を取り寄せた。
書き換え機はプリンタポートに取り付けるタイプで、どうも起動時の認識が甘い。何度か起動するとうまくXecuterを認識して、めでたくBIOS書き換えができた。(画面)
この状態で、海外版のX-Boxソフトが起動できた。試していないがDVD-Rにバックアップしたソフトも動くのだろう。
とりあえず初期の目的を達したので一段落だが、X-Boxでいろいろなアプリやdashboardを換装HDDにインストールというのをそのうち試してみたい。