小ネタ 2005-014

まわるメイドインワリオのカートリッジを小型化してみた


小型化版まわるメイドインワリオのゲームカートリッジとゲームボーイミクロの写真

[ 実際に動作させてみたところの動画 (3.95MB) ]
[ MPEG1形式に変換した動画 (12MB) ]

 (動画を早回ししているように見えるが、これはGBMをクロックアップしているからで、動画に加工していない)



1. 動機

 まわるメイドインワリオのカートリッジはハミ出す部分が大き過ぎるので困る。
 特にゲームボーイミクロに装着すると、巾着に入らなくなってしまう。
 小型化できそうな部品をたまたま見つけたので、やってみた。



2. 小型化の方法

 まわるメイドインワリオのカートリッジが大きいのは、回転センサとして使っているジャイロセンサが大きいからである。
 これを小さい別の部品に取り替えた。


元々のまわるメイドインワリオに入っているジャイロセンサの写真


取り替えるのに使ったジャイロセンサの写真。(右下の銀色の部品がジャイロセンサ。これを取り外して使った)


2種類のジャイロセンサの大きさの比較写真


 ジャイロセンサの特性のうち、感度がちょっと違うみたいだが、あまり気にならなかったのでそのままにしてある。
 本当はカートリッジ内の増幅回路のゲインを調節するほうがよい。


余談 (2005.9)
 TGS2005基調講演で任天堂が次のゲーム機Revolution(仮)のコントローラーを公開した。コントローラーの空間位置座標と動きを検出するセンサーを使っているらしい。動き検出はジャイロセンサだと思われる。小型なジャイロを使っているのだろうか?

 FPSをレボコンでプレイするとマウス+キーボードでプレイするよりも快適らしいという噂もある。メトロイドプライム2ダークエコーズをレボコンで動かすデモを体験したという話だそうだ。DSでタッチパネルをタッチパッド式のマウス操作に見立てて遊ぶメトロイドプライムハンター体験版にも驚いたのだが、マウスより良いと言わしめるレボコンにはかなり驚かされるのだろうなあ。超期待。


(後日加筆 2005.10.10)
 海外版の「まわるメイドインワリオ」を入手した。カートリッジがスケルトンでジャイロセンサが見えるのがイカす。こちらは改造しない。
 ゲーム内の「〜せよ」という表示もすべて英語である。例えば猫をじゃらすのは「Lure!」となっている。
 起動時に健康と安全のためにという警告画面が出る。最近国内のGBAソフトでも「ドクターマリオ&パネルでポン」などは表示される。
 この警告画面と関係するのかどうか分からないが、画面が暗いGBA-SPを急遽改修してバックライト付きSPが北米で発売された。画面が暗いせいで目を悪くしたなどということが起こらないように対策を講じたのかもしれない。急いだせいでバックライト付きSPの細部の出来映えのつめが甘いとしたらちょっと残念である。