小ネタ 2009-027

腕時計型ケータイを使ってみる

衝動買い的に海外製の腕時計型ケータイGD910 (LG Electronics製)を買ってしまった。使ってみる。(2009-12-19)

海外製ケータイだが、3G対応でSIMフリーなので、日本国内の3GのSIMを入れて使うことができる。
実際にソフトバンクの銀色のUSIMを入れて試してみたが、ちゃんと使うことができた。


1. 外観
 
 腕時計としてはだいぶ大きい。大きさは60mm×39mm×13.9mm。重量は92g。

 
 
 本体の右型にボタンが3つある。
 画面は1.43インチのカラー液晶で128x160の解像度。タッチスクリーンになっている。
 本体裏側には、充電と通信のための端子と、裏蓋が付いている。裏蓋を外すとSIMカードスロットがある。


 
 クリップ式の充電ホルダーが付属する。ACアダプタの充電器で充電できる。また、USBでPCと接続するのにも用いる。

 
 
 充電するためには、これに腕時計ケータイを挟む必要があり、ちょっと面倒。



2. 腕時計型コンピュータ、Wrist PDA等との大きさ比較

 
 腕コンUC-2000、Ruputer(ラピュータ)、FOSSILとの大きさ比較。

 UC-2000よりは大きい。RuputerFOSSILよりも小さい。

 あと、TIMEX DATA LINKというのを持っていたはずなのだが見つからなかったため、比較できなかった。

 昔、ドコモが腕時計型PHS「WRISTOMO」というのを出していたが、これは購入しなかったので手元になく、比較できなかった。
 比較するまでもなく、WRISTOMOのほうが大きいようだ。


 
 PDAでは無いのだが、腕時計型の任天堂のゲームウォッチが出てきたので、比較してみた。

 カシオの腕時計型の関数電卓CFX-200もあったはずなののだが、見つからなかったので比較できなかった。
 カシオから腕時計型のガジェットは他にも、カメラとか音楽プレーヤーとか出ていたのだが、それらは入手しておらず、比較できなかった。



3. 操作ウォークスルー

 普段は時計表示でバックライトも消えた状態で待ち受けになっている。
 
 どれかボタンを押すと、バックライトが点灯し、さらにもう一度ボタンを押すと、完全に起動しトップメニューになり、前回起動していた機能が表示されてる。
 トップメニューでは、タッチパネル操作を受け付けるようになり、画面にタッチして左右にスライド操作することで機能を切り替える。
 また、トップメニューでは電話ボタンを押すことで通話履歴を参照できる。

 (1)電話
 
 電話機能に切り替えると、「Video call」と「Voice call」を選択できる。Voice callを選ぶと画面にテンキーが表示される。
 テンキー左下のボタンを押すとサブメニューが表示され、コンタクトリスト等に登録した番号をワンタッチで入力できる。

 (2)カレンダー
 
 カレンダー機能。この状態が画面にタッチして長押しすると編集モードになり、スケジュールの登録ができる。
 また、カレンダー機能から、画面にタッチして上下にスライド操作することで、メモ機能と音楽プレイヤー機能に切り替えることができる。

 (3)時計
 
 時計機能。画面にタッチして上下にスライド操作することで時計の種類を変更できる。
 
 
 各種時計表示
 また、Voice commandという音声でコマンド入力する機能は、この時計モードでbackボタンを長押しすることで起動する。

 (4)モード設定
 
 モード設定機能。スピーカーアイコンでサイレントモード設定。飛行機アイコンでフライトモード設定。その間のアイコンはイベント関係(?)。

 (5)その他
 
 Contacts、Messaging、Utilities、Settingの4つの機能へアクセスできるメニューが出る。
 
 
 Contacts、Messaging、Utilities、Settingのそれぞれの内容。
 Messaging機能は、英語のみなので使えない。テキストの読み上げ機能もあるようだが、試していない。

 
 Utilities-Multimedia-Camera機能と、Utilities-VoiceRecorder機能と、Utilitues-Tools-Calculator機能。
 Calculatorは、四則演算以外にも左上の関数アイコンでsin,cosなどの関数を使うことができる。



(後日加筆 2010-01-11)

 1回のフル充電から、どのくらい待ち受けできるか1月1日から試してみたところ、1月10日で電池が切れた。およそ10日くらい充電しないで待ち受けできるようだ。



(後日加筆 2010-01-14)

 日本語が表示できないと決めつけていて、メール機能を試していなかったのだが、日本語のメールを着信し、日本語表示が可能であることが今頃分かった。
 
 メールをスクロールして読んだときの画面表示。
 一部フォントが無い部分が縦長の白い四角(□)で表示されている。絵文字だろうか?



(後日加筆 2010-01-15)

 着信メロディを変更したくて、ずっとやり方を調べている。説明書にも方法が載っていないし。実機のメニュー操作でもよく分からなくて試行錯誤した。

 この腕時計携帯電話をPCにUSBで接続すると、汎用ストレージとして認識されて、音楽データ用のフォルダーがあるので、そこにMP3ファイルを入れるとどうやら着信メロディとして使えるようだ。

 実際に着メロを指定するには、アドレス帳的な機能でContact Listのメニューで登録した人全部を個別にメロディを指定しないといけない。指定した人だけ着信メロディを割り当てることができる。

 しかし、Contact Listで指定していない人の場合のデフォルトの着信メロディを変更できないっぽい。



(後日加筆 2010-02-02)

 連続通話した場合、すぐに電池がなくなってしまう。30分から1時間弱で無くなってしまった。結構筐体が熱くなった。
 この体積の筐体の内部の電池なので、非常に小さい電池を積んでいるのだろう。体積を考えると仕方ないと思う。むしろかなり頑張っている気がする。






参考 - 海外版ケータイは日本で利用できるのか?