小ネタ 2010-006
iPadで3DのDVD映像を裸眼立体視して鑑賞してみる
iPadで3DのDVD映像を裸眼立体視して鑑賞してみた。(2010-06-20)
1. 用意したもの
(3D×麻美ゆま)
・3DのDVDで、サイドバイサイド方式の映像が収録されたもの -- 今回は、「3DX麻美ゆま」を用いた。(赤青メガネは使用しない)
・iPad
・DVDをリッピングし、MPEG4形式に変換したりするためのPCとソフト -- リッピングはお好みで。MPEG4形式への変換はHandbrakeを使った。
2. 映像の変換
DVDに3種類の映像が入っているので、そのうちサイドバイサイドの映像を取り出して、画面の縦横のサイズを640×304にリサイズした。
iTunes経由でiPadに転送する。
3. 動画の再生
iPadで動画を再生した。
このように左右に映像が2つ表示される。
4. 裸眼立体視の仕方
ちょっと昔ランダムドットステレオグラムというのが流行ったけど、それと同じように見るのにコツがいる。
原理は次の図のような感じ。
顔面と平行にiPadを構える。
2つの映像の中心と、左右の目の中心を合わせる。
左右の2つの像が見えているときに意図的 に目のピントをその像より奥のほうにずらす(少し遠くを見る)。
寄り目にするような感じ。 特に意識して見つめずに、ぼーっと見る感じ。
画面距離も自分にあった距離に調節する。一度3Dに見えたら距離をあるていど動かしても大丈夫なように思われる。
このとき、上図の右映像と左映像の距離が、目の距離よりも大きい場合に3Dで見ることがかなり困難である。
(小さな子供の場合には、左右の目の距離が短いので特に難しくなる。)
少し解像度が落ちるが、iPadを縦にして、画像を小さめに表示すれば見やすくなる。
5. 裸眼でどうしても見えない場合
裸眼で難しい場合には、2つの画像の間に仕切りをいれると見やすくなる。黒い下敷きなどがよい。
6. この方式の利点
(1)安価
3DテレビやVuzix ビデオアイウェア等を使うより安価に鑑賞することができる。
iPadは高価かもしれないが、iPadである必要はなく、少し画素数が落ちるかもしれないがPSPなども使えそう。
軽量ノートPCやネットブックで用が足りるのかもしれないが、SSDに換装してないと取り回ししにくい。
(2)どこでも
どこにでも持ち歩いて鑑賞することができる。ただし、今回のような映像だと外で鑑賞するのは駄目である。
また、防水して風呂で3D鑑賞することも可能だと思われる。
最近、アニメDVD/BDで3D映像特典「いっしょにばすたいむ」が付く作品が出るらしい。
(後日加筆 2010-06-24)
Youtubeで「3d parallel」というキーワードで検索すると、良さげなサンプル3D映像が出てくる。
このあたりの映像で裸眼立体視できるかどうか、練習として試してみるのがよいと思う。
(後日加筆 2010-06-28)
既に、AppleがiPhoneを使ってそういうことをする特許を出しているそうだ。
・アップル、iphoneを顔面に装着するメガネ型ドックを特許出願
(後日加筆 2010-07-12)
3D映像については、トランジスタ技術という雑誌の2010年8月号に詳しい解説記事が載っているのを見つけた。
また、3D-DVD(3D×滝沢乃南)についてレビュー記事があるのを見つけた。
【レビュー】3Dアダルトソフトの実力をマジメに検証する - http://www.phileweb.com/review/article/201007/09/162.html
(後日加筆 2010-09-23)
アニメDVD/BDで3D映像特典いっしょにばすたいむ」が付く作品「祝福の カンパネラ」を入手した。
DVDから映像を吸い出して、新型のRetina液晶のiPod touchで鑑賞してみた
iPadで再生するよりも、新型iPod touchで再生するほうが美しく鑑賞できた。結構3Dなのだが、ビルボード処理っぽく見えるところも多いように見えた。
(後日加筆 2010-11-11)
iPhone/iPod touchで3D表示させるためのゴーグルが発売されるらしい。
・Hasbro's $30 My3D goggle accessory brings 3D to iPhone, iPod touch
(後日加筆 2013-10)
日本でもiPhone用3Dゴーグルが売っていたので買ってみた。
iPod touch 5G(retina)は、サイズが合わなくて入らない。
(後日加筆 2011-01-08)
3Dブルーレイディスクについて試し中。
・http://www.kako.com/neta/2011-001/2011-001.html