小ネタ 2011-019
EeeKeyboardを使ってみる
ASUS製のEeeKeyboardというキーボード一体型のPCを3月に入手した。あまりにガッカリな商品だったので脱力してレビューを書く気が起きなかったが、がんばって書いてみる。(2011-09-30)
1. 開封した品物の汚れでガッカリ
しっかり梱包されていた新品の本体の無変換キーの下あたりに汚れが付着していた。
この汚れは水で湿らせたティッシュペーパーで拭いただけでは取れず。電子工作用のフラックス洗浄剤をつけてかなり強く擦って取ることができた。
2. 最初の起動でつまづいてガッカリ
これは最初にしっかりと説明書を読まなかった自分にも落ち度があるのだが、最初に本体の後ろ側背面の小さなバッテリOn/Offスイッチに気が付かず、そのバッテリースイッチをOnにせずに、AC電源アダプタのみを挿した状態で起動させてしまった。
バッテリーOffでAC電源アダプタのみで起動させた場合、タッチパネルが動作しなかった。
タッチパネルが動作しないため、最初のEeeKeyboard Setupのエンドユーザーライセンス契約書の画面で先に進めなくなってしまう。(このSetupではTABキーやリターンキーなども受け付けてくれなかった)
しかたがないので、外付けでUSBのマウスを接続して設定を済ませた。
最初、原因が分からずタッチパネルの故障かと思ってサポートに電話しようとしたら、サービス停止中というアナウンスで電話が全然繋がらない。(3.11の後だったからかも)
落ち着いて説明書を読み直してバッテリスイッチをOnにしたらタッチパネルが動作した。
説明書を読まなかった自分が悪かったのかとも思ったが、そもそもバッテリーOn/Offスイッチという仕様がありえない。
ASUSのネットブックなどのPCの場合にはバッテリーは取り外しできるのでバッテリーをOn/Offするスイッチなんて無かったし、バッテリーが取り外せない電池が内蔵されたiPadなどにもバッテリーをOn/Offするスイッチは無い。
3. キーのつくりがチャチでガッカリ
キーボードのキーの材質とかボディの材質はアルミで高級そうなのだが、肝心のキーの出来は悪く、一部のキーが押したあと引っかかって戻ってこない。(酷い)
キーボードの「F」のキーなどが押した後に引っかかって戻ってこない。(10回押したら9回くらいの頻度で起こる)
4. タッチパネルと画面の座標ずれでガッカリ
EeeKeyboardのディスプレイは縦長サイズである。おそらく横長サイズの液晶ディスプレイをドライバで縦横切り替えて使っていると思われる。
縦長の変則サイズのため、Windows用の普通のアプリを動かすと解像度が足らないため、解像度設定が切り替わって大きな画面を窓で覗いているような状態になる。
ところが、この解像度が切り替わった状態だと、画面の座標とタッチパネルの座標がずれてしまう。
仕方が無いので外付けのマウスで操作しようとしても、マウスカーソルの移動の縦横が合わなかったりする。
iPadで例えると
iPadで本来のiPad用アプリ以外のiPhoneアプリを動作させる場合に解像度を×1倍と×2倍で切り替えることができる。切り替えたときにタッチパネルの座標がずれたりしたら絶対に客が文句を言うと思う。
まとめ
EeeKeyboardはかなり出来が悪い。間違って自分は買ってしまったのだけど、欠陥商品なのでお金を返して欲しいくらいだと思う。
もしも出来がよかったら、iPadをAirDisplayでEeeKeyboardのディスプレイとして組み合わせて使いたかったんだけどなあ。