小ネタ 2011-021

Windows Phone 7.5用のソフトを作ってみる

Windows Phone 7.5用のソフトが簡単に作れるというのを聞いて、試してみる。(2011-10-17)
以前、WindowsMobile用のソフトをVisualBasic.NETで作ってみるのを試したが、Windows Phone7.5はC#でソフトを作らなくてはならない。(Visual BasicでもOKらしい)


1. 準備

 用意するもの
 ・Windows Phone
 ・開発用のPC
 ・Visual Studio 2010 (Professional版を自分は使ったが、無料のEssential版でも可らしい)
 ・Windows Phone SDK 7.1
 ・開発者登録
 ・Zune (PC用のWindows Phone接続ソフト、 iPhoneのiTunesのようなもの)

 まず、Windows Phoneが日本でなかなか発売されなかったため、先行してる海外版Windows Phone7端末しか選択肢が存在しない。
 そのため海外からSamsung Omnia7というWindows Phone7端末を手に入れてみた。(2011-06-03)
 その後、日本国内でもauからIS12TというWindows Phone7.5端末が発売されたので入手した。(2011-09-07)
 本当は既存のWindows Phone7端末にアップデートが来るのを待てば良かったのだけど、なかなか出ないので待ちきれずにIS12Tを買ってしまった。
 
 写真左側 IS12T、右側がOmnia7
 Omnia7の画面は有機ELなので発色がかなり良い。

 その後、2011年9月28日にWindowsPhone7の既存端末から7.5(Mango)へのアップデートが公開された。
 Omnia7をアップデートしてみた。
 
 Omnia7をWindowsPhone7.5にアップデートしたのだけど、region+language設定で、System locale等をJapaneseに設定しても反映してくれない。

 日本語関係のソフト開発やデバッグをするならばIS12Tが必要そうだ。
 あと、IS12Tにはジャイロセンサーが入っているらしい。Omnia7には入っていない。
 このあたりのセンサーAPIは、Mango用のWindows Phone SDK 7.1でサポートされた。今までは部品が端末内にあっても使えなかった。


2. 実機で開発するには

 Microsoft公式のAppHubというサイトで開発者登録が必要である。
 費用は1万円/年。
 iPhoneのJailbreakとかAndroidのroot化のようなことはWindowsPhone7で可能だったらしい。レジストリエディタなどをインストール可能となり、いろいろといじれるようになるそうだ。そして、レジストリエディタを維持したまま7.5へとアップデートもできるらしい。自分は気が付かずに早まって7.5にアップデートしてしまった。

 そうするとWindowsPhone7.5実機で開発するには、Microsoft公式の開発者登録するしかないので、あきらめて登録した。(2011-09-12)

 その後に知ったのだが、WindowsPhoneのアプリコンテストの参加でAppHubが1年無料になるそうだ。もう有料登録してしまったし。(2011-09-13)
 Link - 参加者全員が AppHub の無料登録をもらえるアプリコンテスト「スマートフォンアプリ選手権」 (全員でなく先着200名だそうだ)


3. 参考書
 日本語の参考書 「プログラミング Windows Phone」(高橋忍 著)が出たので入手した。(2011-10-07)


4. Hello Worldを作ってみる。

 Visual Studio 2010とWindows Phone SDK 7.1をPCにインストールし、新規C#プロジェクト作成でWindows Phoneアプリの空っぽのプロジェクトを作成する。
 C#のコードとかいじらずに、画面レイアウト部分をHello Worldと書き換えてみた。(2011-09-14)
 Omnia7で動かしてみた。(2011-10-14)
 

 実機で動かすため、まずZuneでWindowsPhone実機をPCに認識されて、次にWindows Phone SDKに付属の実機を登録するツールで登録する。
 登録が完了すると、Visual Studo 2010のソフト実行でエミュレータの代わりに実機が選択できるようになる。


つづく