小ネタ 2012-019
小型PCにWindows8をインストールしてみる
Windows8が発売されたので、手持ちの小型PCのOSを入れなおしてWindows8化してみた。(2012-11-25)
Willcom D4
Willcom D4は、PHSである。
CPUは、Atom Z520 (1.33GHz)。
Windows VistaがインストールされていたのをWindows7化したのを、最近Window8に入れなおした。
Windows8 Phoneと言えなくも無いか。
Windows8のインストールは特に難しいところは無かった。このあたりの記事を参考にした。WiFiのドライバだけ少し面倒かも。
解像度も縦が少し縮小されて表示されるモードでWindows8のMetroアプリも動作する。
タッチパネルも使えるが、感度が良くない。
KOHJINSHA mbook
Kohjinsha mbookは、普通の小型PCとして国内で売っていたが、もともとの海外モデルだと3Gのモデムも内蔵していたらしい。
CPUは、Atom Z510 (1.1GHz)。RAMが512MBしか載っていないのが難点。
Windows XPがインストールされていたのをWindows7化した。
Windows8もインストールは可能らしいが、画面の解像度が小さいのでMetroアプリが動作しない。
Windows8を入れるのは止めておいた。
Windows8を入れてみたという記事は見つかったが、いろいろ問題があるようだ。
電子辞書アプリを入れて、電子辞書として何処にでも持ち込めるという使い方を考えている。
Sony VAIO Type P
Sony VAIO Type Pは、普通の小型PCである。3Gのモデムも内蔵している。
CPUは、Atom Z530 (1.6GHz)。
Windows 7がインストールされているモデルである。
スペック的にはWindows8化も可能そうだけど、まだWindows8化していない。
Windows8を入れるのを試したという記事が見つかるが、内蔵アプリとか内蔵ハードウェアのドライバが移行できないのが難点のようだ。
Fujitsu F-07C
Fujitsu F-07Cは、携帯電話である。Symbianのガラケーモードで起動し、WindowsにOSを切り替えできる。
CPUは、Atom Z650 (1.2GHz)。
Windows 7がインストールされていたのをWindows8化した。
Windows7 Phoneが、Windows8 Phoneになった。
この機種のWindows8化はかなり難しかった。
まず、外付けの機器を接続するためにはクレードルが必要だが、入手ができない。
仕方がないのでUSBアダプタを自作した。
USBでDVDドライブを外付けしてWindows8のインストール用メディアから起動したのだが、インストーラーが起動中にフリーズしてしまう。
Microsoftの「Windows 7 USB/DVD download tool」でUSBメモリを使ってWindows8のインストール用メモリを作成すると回避できる。
あと、この機種の内蔵ストレージはSATAのSSDではなく、eMMCというメモリが使われており、インストーラーがストレージを認識できない。
Windows7で起動して、eMMCのドライバをバックアップして、インストーラーのドライバ読み込み機能でストレージのドライバーをロードさせる。
そうするとやっとWindows8をインストールすることができる。
ディスプレイのドライバは、富士通のこれを使うと、画面解像度をMetroアプリが動作可能な解像度に設定して使うことができる。
ただし、画面表示がかなり潰れて汚くなるので、高解像度を圧縮表示するモードで常用するのは厳しいようだ。
fit-PC2
CPUは、Atom Z510 (1.1GHz)。
以前、WindowsXPとかUbuntuをインストールして使っていた。
Windows7をインストールしてみた。
あとでWindows8を入れてみる予定。
(後日加筆 2012-11-27 Windows8を入れてみた)
BIOSが古かったのでWindows7のインストーラーが起動できなかった。
BIOSをアップデートしたらWindows7、Windows8はインストールできた。
ただし、最新のBIOSはハードウェアのリビジョンが低い個体では使うことができないので、最新より2つ前のものを使った。
fit-PC2のハードウェアは製造された時期によってリビジョンが上がっており、新型だと以下のような機能が追加されている。BIOSアップデートの時知った。
・電源の電圧が加わったときに自動ブート (車載PCとして使う場合に良さそう)
・SDHCカード対応
・Wake on LAN機能
自分の持っている古いリビジョンのfit-PC2の場合、BIOSをアップデートしてもこれらの機能を追加することはできない。残念。
モニターは、HM-TL7Tというタッチパネル付き小型モニターを繋いでいる。
Windows8のタッチ機能としては機能せず、マウスとして機能しているためMetro画面で画面を左右にドラッグ(?)して移動させる等の操作をすることができない。
fit-PC3
fit-PC2の後継機。fit-PC2ほど小型でない。
CPUは、AMD G-T40N APU (1GHz 2-core)。
Windows8をインストールした。軽快に動作する。
SSDは、mSATAのSSDを2.5インチサイズに変換する基板を使って搭載してみた。
内蔵のWiFiモジュールは技適を通ってないので取り外して、技適マーク付きWiFiモジュールに取り替えた。
miniPCI expressスロットに、USB変換基板を使って、小型のBluetooth USBドングルを内蔵した。
メンテナンス性が良く、小窓からSODIMM、miniPCI expressスロット、2.5"SATAスロットのすべてにアクセスできる。
fit-PC2の場合、全部分解しないとminiPCI expressスロットに辿りつけなかった。
モニターは、HM-TL7Tというタッチパネル付き小型モニターを繋いでいる。
Windows8のタッチ機能としては機能せず、マウスとして機能しているためMetro画面で画面を左右にドラッグ(?)して移動させる等の操作をすることができない。
USBの外付け小型モニターUM-740というのを昔fit-PC2で試した。fit-PC3でも試してみたら酷い目にあった。
UM-740のドライバはWindows XP/Vista用のタッチパネルドライバがここからUM-740 Touch Driver(XP/Vista) 1/09 がダウンロードできる。
インストールしてみたけど動作しないみたいなので、アンインストールしたらWindows8のMetro画面から「デスクトップ」などのアイコンが消えてしまった。
直し方を探したが、「デスクトップ」アイコンを復活させる方法が分からなかった。
Windows8のリフレッシュ機能を使っても直らず、結局リセット機能を使ってリセット(ほぼ再インストール)した。
USBの外付け小型モニターで裸眼立体視対応のRock Vision 3Dというのを試した。
付属のCDのドライバではWindows8で動作せず。
DisplayLinkの新しいドライバをインストールしたら表示することができた。