小ネタ 2012-023
Surface RTを調べてみる
Microsoft Surface RT入手
Windows8(x86)をARM版に移植したOSがWindows RTらしい。
Windows RTを搭載したマシンはASUSやSamsungといったメーカー製だけでなく、Microsoft自身が自社製品としてSurface
RTを出した。
ハードウェアとしての評判は悪くないようだが、ソフト面では動かせるアプリが今のところ殆ど無いので残念な感じらしい。
Windows RTのMicrosoft製 Surface RTを入手した。(2012-11-30)
Surface RT用のアプリ開発
Windows8を入れたノートPCに、Visual Studio Express 2012 for Windows8をインストールしてアプリを作るのを試してみた。(2012-12-01)
Link - Windows RTのMicrosoft Surface RTを使ってみる(+アプリ開発)
Surface RTの日本語化
OSのメニューと、Officeを日本語化してみた。(2012-12-02)
OSのメニューの日本語化してみた。
方法は、このあたりを参考にした。
Link - 【短期集中! Surface RT】開封の儀と日本語化
Control PanelのLanguageで、Add Languageという項目を選んで、表示される言語から日本語を選択すると、項目が追加される。
そのあと、日本語の項目を一番上に設定し、Optionから言語パックのインストールをする。あとは再起動すると設定が反映される。
OSの言語を日本語にしたあと、Windows UpdateでOfficeをアップデートし、Officeのアップデートを実行する。順序が大事らしい。
そうすると、プレインストールされていた英語版Office Review版が、日本語のOfficeに置き換わる。
ただでさえ少ないストレージ容量が結構消費されてしまうけど、仕方ないか。
Surface RTでCmd.exeを実行する
Windowsキー+Xキー → Rキー(Run) → cmd と操作するとcmd.exeを起動することができる。あたりまえか。
C:\Windows\System32\cmd.exeのショートカットをデスクトップに作成しておいた。
同様に、
C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe で、PowerShellを使うこともできた。
C:\Windows\System32\の中に色々とコマンドラインから実行できるexeファイルがある。409個のexeファイルがあった。
chkdsk.exeを実行しようとしたら、
Access Denied as you do not have sufficeient privileges.
You have to invoke this utility running in elevated mode.
と、表示されて、実行できなかった。
regedit.exeは実行できた。
WindowsPhone8に比べると、やりたい放題に見える。
Surface RTでVBSを実行
開発環境がなくても、VBSを実行することはできる。
Windowsキー+Xキー → Rキー(Run) → notepad と操作してNotepadを起動し、
test.vbsというファイルに以下の2行の内容を記述して、保存する。
name=InputBox("What is your name?",,"nobody")
WScript.Echo "HELLO,WORLD!!!"+name
ファイルエクスプローラーから作成したtest.vbsをクリックすると、起動することができる。
ちなみに、HTAは実行できなかった。
Surface RTでUSB周辺機器は使えるか?
マウス、キーボードは普通に使用できた。
標準状態でドライバーが既に入っているようだ。
Microsoft Wedge Keyboard(Bluetooth)とUSBキーボードを同時に接続して動かしてみた。
USBハブやUSBフラッシュメモリも認識して、使用できた。
USB接続のDVD-ROMドライブも認識して、使用できた。
しかし、ファイルの読み出しは出来るものの、映画DVDの再生は再生用ソフトが無いため再生できないようだ。
有線LANアダプタや、無線USBドングルは、それぞれ2種類試したがドライバが無くて使用できなかった。
これらの機器は、Windows7でドライバが自動で認識されて使用できるものを使ったのだけど、WinRTでは駄目みたいだ。
海外版のSurfaceRTは技適の問題があるので内蔵WiFiを使わずに済ませたいのだけど、それは難しいみたいだ。
MicrosoftのサイトのCompatibility CenterでWindowsRTをチェックしてみたけど、ネットワークインターフェースで使用できるハードが1つも無い。
ルーターや無線アクセスポイントなどの機器はリストアップされるが、それを除くとネットワーク関係はほぼ全滅である。
唯一、Intel PRO/Wireless 3945ABG Wireless Network AdapterのシリーズがWindowsRTに対応しているようだ。
しかし、Surface RTには、このNetwork Apapterを接続するスロットが無い。(分解したとしても、中の基板上にもソケットは存在していないらしい)
例えば、ある職場で事情があって無線LANが使用禁止されていて有線LANで使いたいという場合にも駄目なので、困るかもしれない。
同様に3GモデムもWindowsRTに対応していないようだ。
BlueoothのUSBアダプタについては対応しているらしい。
(後日加筆 2013-04-03)
USBの有線LANアダプタを使用することができた。
ニンテンドーWii LANアダプタ(RVL-015)やPlanex UE-200TX-GやUE-200TX-G2は、中身にAsix AX88772というのが使われている。
Surface RTにこのLANアダプタを接続すると、そのままでは正しいドライバが認識されずデバイスマネージャーにAX88x72と表示される。
AX88772B_772A_772_WinRT_Driver_v3.16.0.1807.zip というドライバがWindows RT版なので、探してダウンロードする。
デバイスマネージャーからドライバの更新で、手動で上記のドライバを指定すると正常にインストールされ、LANアダプタが使用可能になった。
Surface RTのTouch Cover キーボードを調べてみる
Touch Coverの接続部分は6ピンの端子になっている。
電源端子と同様に、左右対称な形状をしているので、左右逆になるように後ろ向きに取り付けてみたが、認識されなかった。
I2C HID Deviceとして認識されている。USBのHIDでI2Cを制御しているのかも。
Surface RTのTouch Coverを分解してみる
中身の基板の表側
中身の基板の裏側
裏側から基板に実装された部品が見える。といっても透明な樹脂と白色の樹脂でモールドしてある。
樹脂は透明といっても表層の皮を剥がしたときにざらざらした感じになってしまったので、ICのマーキングは読み取れない。
表側のタッチパッド部分。
電極むき出しの状態だと、タッチパッドとして機能しなかった。この部分に皮を被せると機能した。
テスト用の電極が出ている。
ピンの並び順が18番から不規則だ。これはテストピン番号なのか、内部のICのピン番号に対応しているのか、どちらだろう?
pin1〜pin8は定番のJTAGのようだ。
pin9,pin10はUARTか。
あと、pin20,pin21にACC_SDA, ACC_SCLという端子がある。
これはI2Cの加速度センサーがこのTouchCoverキーボードに内蔵されていることだろうか?
Surface RTのTouch Coverキーボードに加速度センサーが内蔵されている理由
Touch coverキーボードに加速度センサーが内蔵されている理由は実際に使ってみて大体分かった。
Touch coverキーボードやSurface本体の向きによってキーボードを無効化するためみたいだ。
Surfaceを縦画面の状態にするとキーボード入力やタッチパッドが無効になる。
Sutfaceを横画面で普通に置くとキーボードが有効になるが、キーボードを裏側に折り返すとキー入力/タッチパッドが無効になる。
Surfaceを横画面で天地逆にした場合の挙動が変わっていて、キーボードを裏に折り返した状態で天地逆だと画面の自動ローテート機能で画面が普通に使えるような方向に反転し、キーが無効になる。しかし、ここからキーボードを開いて180度に開いた状態から表側に閉じる角度にすると逆転し、画面が上下逆に表示され、キーも有効になる。(ちょっと言葉で書くと分かりにくいかも)
Jailbreakできるらしい
Link - WindowsRTのJailBreakを試してみる
Jailbreakすると、WindowsRTでx86アプリケーションを動かすことができるそうだ。
Link - Windows RT で x86 Windows アプリケーションを動作させるためのツールが登場する(要脱獄)
Windows RT 8.1 Previewアップデート
(後日加筆 2013-06-27)
インストールしてみた。
Link - Surface RTのWindows RT 8.1Previewアップデートとか