小ネタ 2013-010

小型ベアボーンNUCを改造して筐体(瓶)に入れて水没型の油冷PCにしてみた

 NUCのマザーボードを筐体(瓶)に入れて水没型の油冷PC化した。(2013-05-15)
 

 油冷PCというのは昔からあったが、凄く冷却が良いというので一度やってみたかった。
 Link
 ・ファンなしで騒音対策はバッチリの油冷式パソコン http://gigazine.net/news/20070319_oil_pc/
 ・究極の完全水没PC (油冷もあるよ!) http://rustyi.blog.shinobi.jp/Date/20090223/
 ・PCを丸ごと油槽に沈めた、鬼冷却&静音PCが展示中! http://ascii.jp/elem/000/000/624/624052/


1. NUC分解

 分解してみた。(2013-05-12)
 使ったNUCは安価なCeleron 847版で、もともとあまり放熱は少なさそう。(Core i3版NUCに比べると発熱は多いらしい)

 筐体の裏の4つのネジを外すと裏蓋が開いて、マザーボード部分が露出する。
 マザーボードを固定している2本のネジを取り外すとマザーボードを取り外すことができる。
 
 分解してみた所

 
 マザーボードの表側と裏側

 
 ファンを固定している2本のネジを外すと、ファンを取り外すことができる。


2. NUCを油冷却化

 油冷化してみた。(2013-05-15)

 
 ホームセンターで、NUCの筐体(?)に使う梅酒漬け用の瓶(2リットル瓶)を買ってきた。

 
 NUCマザーボードに、電源スイッチと延長ケーブル(HDMIとUSB×2とLAN)とACアダプタを接続して、瓶に入れた。
 水没PC用の冷却用の油として、流動パラフィンを使う。

 
 流動パラフィン1.5リットル分を瓶に入れてみた。

 
 マザーボードを油冷した状態で、Ubuntu 13.04を起動してみた。とりあえず無事に動いている。

 しばらく、起動したままにして様子を見てみる。
 3日くらいUbuntuを起動してidle状態で放置した。
 
 3日たった時点で油の温度は38℃で安定したようだ。人肌だ。


梅酒漬け用の瓶だとイマイチだったので、別の瓶を買ってみた。(2013-05-18)
 
 別の瓶を買ってみた。
 梅酒漬けのイメージから、ホルマリン漬け標本のイメージに変わるかもしれない。
 あとで取り替えしてみたい。


GIGABYTE版のNUC

 GIGABYTE版のNUCが出るらしい。
 Link - HaswellもKabiniもQiも内蔵するギガバイトの超絶NUC軍団:COMPUTEX 2013

 AMDのA8+MXMを搭載したかなり発熱しそうなものも出るのだとか。
 水没型PC用に良いかもしれない。

http://twilog.org/kakocom/search?word=NUC&ao=a