小ネタ 2013-030
Surface RTのWindows RT 8.1 アップデートとか
先日、Surface RTに Windows RT 8.1 previewを入れてみた。(ICONIA TAB W510も、Windows 8.1 previewを入れて試してみている)
2013年10月17日、Windows 8.1の正式版がリリースされたのでアップデートしてみる。
Windows 8.1ではスタートボタンが復活していて、それが1つの売りだという。
でもそれは、ちょっと違うと思う。絵に描くとこんな感じ。
ユーザーがWindowsを使う最大の理由は、旧版との互換でクラシックアプリが動くからなのに、それをわざわざ使いにくくしている。
Surface RTのWindows RT 8.0/8.1の場合には、クラシックアプリが無いのにデスクトップ画面があること自体が不整合だと思う。
例えば、iPadやiPhoneにMac OS-Xのデスクトップみたいなのがあったらおかしいようなもので。
1つのOSでデスクトップPCとタブレット/スマートフォンのUIを統一というのには元々無理があったのだけど、案の定 失敗という。
昔、WindowsMobileとかPocketPCでWindows3.1と共通っぽいUIを作って失敗したのと根は一緒な気がする。
Windows 8.1/ RT 8.1へのアップデート
(1) ICONITA TAB W510 (Windows 8.1 preview)の場合
ICONIA TAB W510をWindows 8.1 previewからWindows8.1に入れ直すためには、まずWindows8に戻さないといけない。
そのためには、OSの回復機能を使った。
リカバリー領域から問題なくWindows8の出荷状態に戻すことができた。
出荷状態になったら、まずWindowsのupdateで最近の状態に更新する。
そのあと、METROなアプリストアにアクセスすると、Windows 8.1への無償アップデートという項目が表示される。
アプリストアからアップデーターをダウンロードすると自動で実行されて、Windows 8.1にアップデートできた。
SP1(Service Pack 1)をインストールするくらいな感じだった。
後述するようにAcer公式のWindows8.1用のドライバも入れて作業完了。
(2) 北米版Surface RT (Windows RT 8.1 preview)の場合
Windows RT 8.1 previewの場合には、Windows RT 8.0に戻しても戻さなくてもアップデートは可能だと言われている。
OSの回復機能を使って出荷状態に戻そうとしてみたら、Windows RT 8.1 preview版はリカバリー領域まで上書きしているらしく、8.0に戻すことができない。事前にUSBメモリにバックアップを取っておかないといけなかったようだ。
何のためにリカバリー領域を取っておいたと思っているのか、ちょっと怒りが沸いてきた。
Windows RT 8.1 previewの状態からMETROのストアアプリにアクセスしても、8.1へのアップデートという項目が表示されない。
Windowsのアップデートで最新に更新もしているけど、それでも駄目なようだ。
(英語版Surfaceの場合)、言語設定を英語にするとよいという情報もあったので試したが、駄目だった。
他にも、英語版Surfaceを8.1にアップデートすると、同じアカウントを使った母艦の8.1の日本語関係が消えてしまうという不具合があるという情報もあった。
(後日加筆 2013-10-21)
現在ストアからWindows RT 8.1アップデータが取り下げられているらしい。
→「Windows RT 8.1」、「Windows Store」からのアップデート提供を一時的に停止
マイクロソフトのサイトの最新情報にも出ている。
曰く、
「重要:
マイクロソフトは お使いの Windows RT デバイスを Windows RT 8.1 へ更新する際に一部のユーザーに起こる状況について現在調査中です。このため、Windows ストアから Windows RT 8.1 の更新プログラムを一時的に削除しています。マイクロソフトは現在この問題の解決に向けて取り組んでいます。ご迷惑をお詫び申し上げます。新しい情報を入手次第、更新いたします。
」
→ Windows 8.1 Preview から Windows 8.1 に更新する
(後日加筆 2013-10-22)
Surface RT北米版を出荷状態に戻すためのリカバリーイメージが公開された。
最初から前もってそんなのは公開しておくべきだと思う。iPadとかAndroidタブレットとか見習ってもいいかと。
自分の持っているSurface RTは北米版なので、問題なくリカバリーでRT8.0に戻すことができそうだ。
ひょっとすると少し待てば日本語版SurfaceRTのリカバリーイメージも公開されるかもしれないので、様子見する(?)
→ Microsoft、“Surface RT”を「Windows RT」へ戻すためのリカバリーイメージを公開
(後日加筆 2013-10-23)
RT 8.1アップデータが再公開されたそうだ。
しかし、ストアにアクセスしても出てこない。
対策があり、手動で表示させる方法があるそうだ。
→ Windows 8: Windows 8.1 Preview から GA版 へのアップグレードについて
「ファイル名を指定して実行」(Windowsキー + R) を開いて、「ms-windows-store:WindowsUpgrade」と入力すればよい。
ストアへの直リンクを上記のように入力すると、Windows RT 8.1のアップデータのダウンロード画面が出る。
あとは、ダウンロードすれば、インストーラが起動して普通にインストールできる。
そのままだと英語版WindowsRT 8.1なので、日本語LanguagePackをインストールして日本語設定にすればよい。
Surface RTで有線LANが使えなくなった
Windows RT 8.0では、有線LANを使う非公式ドライバを使うことができた。
Windows RT 8.1で、このドライバが使えなくなってしまった。署名のないドライバが使えないようになったようだ。残念。
Surface RTと、ICONIA W510を8.1にアップデートした結果
艦隊これくしょん(艦これ)を動かして比べてみた。
ICONIA W510は、Acerの公式サイトにWindows8.1用のドライバがあるのでインストール済み。
単にドライバだけでなくW510のファームウェアもアップデートされた。なんか動作が速くなった気がする。
艦これを動作させて比較してみたところ(動画)
[ video.avi (download) ]
艦これの動作は、Surface RTに比べると、ICONIA W510の方が速い。
ICONIA W510、デスクトップPCのCore i7マシンに比べたら遅いのだけど、まあ使える。
Surface RTは、ちょっともっさりして艦これには使いにくい。
Surface RTの後継機のSurface2は艦これがサクサク動くらしい。
Surface RTは中身にTegra3を使っていて、Surface2はTegra4になっている。
Tegra4なら他のAndroid機でもサクサク動くのかどうかNVIDIA SHIELDで試してみたが、むしろSurface RTより遅かった。