PLAYSTATION4用DualShock4を調べてみる
PlayStation4本体は北米で先行発売されている。とりあえずコントローラーのDualShock4だけ北米から買ってみた。
中身を見たかったので、分解して調べてみた。(2013-12-22)
分解してみたところ
見えているネジを4本外すだけで簡単に分解できる。
CPUにはQRコードが印刷されたシールが貼ってあったので剥がした。
CPUは、MB9BF002で、富士通セミコンダクター製FM3シリーズのARM Cortex-M3マイコン。
マーキングにFの字のロゴがある。
ただし、富士通セミコンダクターは2013年8月1日にマイコン事業をSpansionに譲渡している。
これからはSpansion製になるのかもしれない。
→ 富士通セミコンダクターのマイコン事業のSpansion譲渡につきまして
Bluetoothモジュールは、メーカーは分からないが中身はAtheros AR3002らしい。
モーションセンサーは、BoschのBMI055だと言われている。(datasheet)
3軸のジャイロセンサーと3軸の加速度センサーがワンチップになっている。
カラーLEDと導光用の板
PS Moveみたいにコントローラー側が発光してカメラでコントローラーの位置を検出する。
発光部分が球でないので、位置以外にも向きとかも検出できるのかも。
振動モーターが左右のグリップ部分に1つづつ内蔵されている。
分銅のウェイトの大きさが左右で異なっている。
タッチパッド部品。
全体を押し込んでクリックできるように、この部品全体がボタンのキートップとなっていて、基板のボタン上に乗っている。
中に静電容量式のタッチセンサー用にAT2313というマーキングがされたICが使われている。
ATMELの8bitマイコンATiny2313かと思ったが、ピン数が合わない。
PSボタンの上にスピーカー穴が開いている。
小型のスピーカーが内蔵されている。
Wiiリモコンにスピーカーが内蔵されているのを真似したように思える。
スピーカーから音を出すために、Wolfsonの音源関係のIC WM1801Gというのを搭載している。
あと他に目立つ部品で、BD9200というICが載っている。Rohm製の電源関係のICか?