小ネタ 2010-017
Wiiリモコンプラスの新バージョンを調べてみる
Wiiリモコンの中身のIRセンサーが以前と違うものになっているそうだ。分解して調べてみる。(2013-12-24)
Wiiリモコンプラス ルイージカラー版を分解したところ
1.基板
分解して基板を取り出したところ
従来のWiiリモコンプラスと比べると少し部品が異なっている。
(以前にWiiリモコンプラスを調べたのは、こちら)
2. マイコン
サブCPUは以前はRVL-IGというマーキングされたものが載っていたが、新Wiiリモコンプラスでは「MCXIOX」となっている。
以前のものとはピン数も違うので別のマイコンになったのかもしれない。
3. センサー
新Wiiリモコンプラスでの一番の大きな違いは、赤外線センサーが変更されていることである。
メイン基板への接続は、ピンではなく、サブ基板を溝に入れて半田付けする形で実装している。
新しい赤外線センサーのデータバスは以前のI2CからSPIに変更されているという話である。(要確認)
ジャイロセンサーは3軸の1部品が搭載されている。2軸+1軸で2部品使うのは止めたようだ。
INVENSENSE製の3軸ジャイロセンサ「ITG-3280」
(WiiU GamePadに使われているのと同じ)
加速度センサについても新Wiiリモコンプラスで変更されている。
変更された加速度センサ (STMicroelectronics製? あるいはBosch製??)
(WiiU GamePadに使われているのと同じ)
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