テトリスが落ちゲー(落ちものゲーム)の元祖と言われているが、自分はゲーム電卓のデジタルインベーダーゲームが元祖だと思っている。
テトリスが作られた年は1984年だ。
・テトリス – Wikipedia
ゲーム電卓が発売されたのは1980年と、テトリスよりも4年ほど早い。
・ゲーム電卓 – Wikipedia
ゲーム電卓とは、
1= 013452
というように、数字の敵(インベーダー)が画面の右から左に進んでくるのを、画面左端の自機で迎撃するというゲームだ。
・CASIO ゲーム電卓 遊び方ビデオ – YouTube
・カシオのゲーム電卓「MG880(デジタル インベーダー)」っぽいものをC# ASP.NET Coreでつくってみた【C# プログラミング】 – YouTube
電卓の画面が1行だけなので上記のように表示されているが、これは2次元空間を抽象的に表現したものであり、下記のような状況を表していると考えられる。
0 0
1= 1
2 2
3 3
4 4
5 5
6
7
8
9
n
左端は自機とその位置座標を表していて、11列あり、敵(インベーダー)は、画面の右からどれかの列で1つずつ発生して左に進んでくる。
自機を動かして、自機と敵の位置座標を合わせて、攻撃ボタンで敵を撃って破壊することができる。
これはスペースインベーダーのようなシューティングゲームの画面を模していて、縦画面のものを横に倒したようになっている。(と考えられる。)
なので、ゲーム電卓のデジタルインベーダーゲームもシューティングゲームの一種であるが、同時にこれは落ちものパズルゲームでもあると(自分は)思っている。
落ちものパズルゲーム的な点は、以下のようなところだ。
(1) 画面の上(右)から敵というか物体が下(左)に落ちてくる(迫ってくる)。
(2) 落ちてくる(迫ってくる)速度が段々速くなる。
(3) テトリスのように物体の種類が複数あり、消した数字の合計値の下1桁の数値が0となったときUFOというボーナスの敵が出るので、うまく組み合わせて消していくと高得点が得られるというパズルの要素がある。
組み合わせに必要なものがうまく出なくてやきもきしたり、操作をミスしてずれた数字を消してしまって計算が狂ってしまったのをアドリブで計算しなおしてリカバーしたりとか、テトリスで感じるようなパズルの楽しさがある。
そして、プレイを続けて速度が上がってくると脳に分泌物がでてくる感じがあり、テトリスに通ずるものがあると思う。
ゲーム電卓のデジタルインベーダーゲームは落ちものゲームと言ってもいいのではないだろうか。