赤外線センサーアレイAMG8833をM5Stackにつないでサーモグラフィー表示するのを試してみた。
Semoic Amg8833赤外線サーマルカメラ-ブレークアウト、8×8赤外線サーモグラフ、用 (Amazon)
Amazonで赤外線センサーアレイAMG8833のブレークアウト基板を手に入れた。
解像度は8×8しかないのだが、補完をすることで上記の写真くらいにはサーモグラフィーっぽい表示ができる。
まずはGrove Proto Unitを使って、M5StackのGroveポートに接続して動作させてみた。
配線は、電源(5VとGND)の2本と、I2C(SDA,SCL)の2本、計4本を配線した。
ソフトウェアは、以下のblog記事を参考にしてArduino IDEでM5Stackに書き込んだ。(大元は hkofferという人のソフトらしい。)
→ M5Stack Thermal Camera with AMG8833 – macsbug
ちょこっとソースコードと格闘して、無事に動かすことができた。
熱い飲み物のカップを映すと、赤く表示されており、48℃であることがわかる。
赤外線センサーアレイをM5Stackの底面側に固定するような拡張モジュールを作りたいのだが、最初はあまり良い方法を思いつかなかった。
普通は最初から付いてくるバッテリ内蔵の拡張ポート付きのBOTTOMモジュールを使うのだけど、IRカメラみたいなのを底面にすっきりと取り付ける方法が無い。液晶に表示させる工作をするのに底面側に自作回路を取り付けるモジュールがあるといいのに、とか思った。しかし、そういう部品は出ていない。
そこで思いついたのは、バッテリーモジュールを使って、底面にユニバーサル基板のPROTOモジュールを加工してIRカメラをとりつけて、さらに裏蓋用の板を自作して取り付けて、IRカメラの窓の穴をあけておけば出来そうということだ。
バッテリーモジュールは、というのはこれのことだ。
→ M5Stack用のバッテリーモジュールを手に入れた
PROTOモジュールにAMG8833を取り付けた。
モジュールを結合するとこのようになる。
配線がむき出しなのはちょっと困るので、樹脂の板材を切って裏ブタを作った。
再度、動作確認した。
半田ごてを測ってみたが、温度が高すぎて測れずにエラーと表示されている。
サーモグラフィーカメラっぽいものをM5Stackで作ることができた。
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ちなみにM5Stack純正のM5Stack用ミニサーマルカメラユニットというのが最近発売されている。
こちらは32×32と解像度が高いが、値段も高い。