1.5インチ液晶の部品取りのためにQ-botというロボットみたいな形の小型フォトフレームを分解してみた。
Amazonで中古品を安く売っているのを見つけて購入した。
内蔵バッテリーは機能していないようで、USBケーブルで給電したときのみ動作する。中古だから仕方がないだろう。
背面のボタンを操作すると、メニューが画面に表示される。
説明書によると、USBコネクタでPCにつなぐと仮想CDドライブとして認識されて、画像の管理ソフトが起動するらしい。それを使うと画像ファイルをQ-botに転送できるという。
しかし、Windows10では動作しなかった。
とりあえず分解する。
Q-botの回路部分はこの部分だけで、あとは飾りだ。
さらに樹脂のフレーム材から基板と液晶を剥がした。
液晶の裏側にバッテリーが貼りついている。
バッテリーを貼りつけていた両面テープを剥がしたところ、液晶パネルの品番らしきものが見えた。
しかし、この番号でネットで検索しても見つからない。
Q-botという名前で探してもあまり情報が見つからない。
・Q-BOT PHOTO FRAME Eastcolight
説明書には、液晶の解像度が128×128だということは書いてある。
128×128の1.5インチ液晶パネルを探してみた。
液晶パネルとしては、KWH014ST02-F01というものがよく似ている。
・KWH014ST02-F01
KWH014ST02-F01は、1.44インチTFT液晶パネルで、ドライバはST7715R、SPI接続の品物らしい。
Q-botの液晶パネルに印刷されている品番の文字の中に、数字の144というのが含まれているのだが、これは液晶のサイズが1.44インチであるということのようだ。 液晶サイズとしては一致する。
データシートも見つかった。
→ datasheet
KWH014ST02-F01は、フレキ部分のピン数が32ピンだ。
Q-botの液晶パネルのフレキ部分のピン数が27ピンなので、一致しない。
同じピンアサインならば、Q-botの液晶パネルを再利用できそうなのに。残念ながらそこまでは分からなかった。