炭酸飲料のことをジュースと呼ぶのは変だと思うのだが、すっかり定着してNHKでもそういう扱いらしい。
最近、こんなニュースがあった。
・“知らない人からジュース渡され飲んだ” 中学生3人 病院で手当て 東京 葛飾区 – NHK – 東京都
・「知らない人からジュース」体調不良に 女子中学生3人が入院―警視庁:時事ドットコム
この事件自体は、特に毒物ではなかったという続報があり、事件性はなかった(?)らしい。
・瓶の中から薬物などの成分検出されず 面識ない男性から渡された瓶入り炭酸飲料飲んで女子中学生3人搬送 東京・葛飾区 警視庁(TBS NEWS DIG Powered by JNN) – Yahoo!ニュース
あと、ジュース(果汁の飲料)ではなくて炭酸飲料だったということだ。
ビン入りで、ペットボトル飲料ではなかった(らしい)。
ビン入りのコカコーラだったのだろう。(栓抜きはどうしのだろう?)
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コーラのことをジュースと呼ぶのは変だと思うのだが、すっかり定着していてNHKでもそういう扱いなのかと思った。
厳密には、果汁100%の飲料のみがジュースなのだが、濃縮還元のコンクジュースもジュースと呼ばれたり、粉末の果汁っぽい飲料の素も粉末ジュースとか呼ばれたりする。
炭酸入りの炭酸果汁飲料もジュースと呼ばれたりする。プラッシーとか。
ただ、レモンの場合はレモネードと呼び名も知られている。ラムネという飲料の場合はわずかにレモン汁がフレーバーとしてわずかに入るだけだったりしたが、人工香料入りで無果汁のものが多くなった。ラムネのこともジュースと呼ぶ人は結構いるようだ。
ラムネのビン入りではなく、王冠式のビン入りだとサイダーと呼ばれる。サイダーのこともジュースと呼ぶ人は多い。
ファンタという無果汁なのに果汁入りっぽい味の炭酸飲料が流行ったが、これもジュースと呼ぶ人が多かった。
大ヒットしたコーラの場合、果汁のフレーバーは無いのに、ジュースと呼ばれるようになってしまった。
炭酸飲料を指す言葉として、ソーダ飲料とか呼べばいいと思うのだが、この語は定着しなかったようだ。ラムネが材料として粉末の重曹(ソーダ)を入れていたのに由来するのだろうが、重曹を使わないで炭酸ガスを溶け込ませる炭酸飲料が主流になったせいだろうと思う。
炭酸飲料という語を縮めて、炭酸(たんさん)と略して呼ぶ呼び方を使う人が結構いるようだ。
英語だとソフトドリンクという語は、主にソーダ(=炭酸飲料)を指す言葉として定着していて、日本でもこの語を使う人はいるようだ。厳密にはソフトドリンクはアルコールを含まない飲料全部を指す言葉なので、ちょっと紛らわしい語なのでちょっと使いづらい。お茶類(緑茶、紅茶、ウーロン茶)や、コーヒー飲料も広義のソフトドリンクに含まれてしまう。
英語だと、広義のソフトドリンクにあたる語としてはビバレッジというのがあるが、日本ではほとんど使われないようだ。
結局、使いやすい語がないので、ジュースという呼び方はずっと無くならないのだろう。
≫「飲んだら変な味がした」などと話していた
ドクターペッパーでは?