冷やし中華のスープをいろいろ試してみた

冷やし中華のスープをいろいろ試してみた。

冷やし中華のスープは、ミツカンのものが定番で、お手軽だ。

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これだけでも充分美味しいというやつだ。

だが、この冷やし中華スープは ちょっと値段が高い。

数年前は、100円ショップで冷やし中華スープを売っているのを見かけたのだが、今はもう売っていないらしい。

大容量のものを買うという方法もあるのだが、そんなに1シーズンで使い切れそうにないと思うとさすがに大瓶は買えない。
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上記の冷やし中華スープの材料は、果糖ぶどう糖液糖,醤油,醸造酢,砂糖,りんご果汁,食塩,りんご酢,洋なし果汁,ごま油,還元水あめ,米黒酢/カラメル色素,調味料(アミノ酸等)、とあるので、自分で作るという方法もある。

概ね 6種類の材料でよいらしい。
(1) 糖液 (果糖、ぶどう糖など、あるいは砂糖でもよさそう)
(2) 醤油
(3) 酢(醸造酢やリンゴ酢、黒酢など)
(4) 果汁(リンゴや洋なし、あるいはレモン汁でもよさそう)
(5) ごま油
(6) アミノ酸調味料(味の素など?)

だが、この材料全部で作るのはちょっと面倒だ。

簡易版として、めんつゆ+穀物酢+ごま油というのを作ってみた。
普通に冷やし中華のスープとして使ってみたが、十分美味しかった。

ごま油は入れなくてもよいが、入れた方が中華料理っぽさが出る。

別の組み合わせで、すし酢(あるいはカンタン酢)と、醤油でも作ってみた。
出汁と調味料が入った酢だ。
醤油は甘味のある九州醤油が合う。普通の醤油を使う場合はちょっと甘味として砂糖を足すとよい。

めんつゆやすし酢には出汁が入っており、味の素よりもちゃんとしたかつお出汁やこんぶ出汁が味のベースになるので、味が少し和風寄りになる気がする。これはこれで美味しい。

冷やし中華でない中華そばのスープは、鶏のスープ(鶏ガラスープ)と醤油ダレと香味油から作られる。
なので、冷やし中華も鶏ガラスープをダシのベースにした方が中華寄りになるかと思った。(あとで試してみようと思う。)


材料を減らすのも試してみた。

めんつゆのみだとだめなようだ。
ざるラーメンというのがあるのだが、それと同じような感じだ。

和風つゆでで冷やした麺を食べられることは食べられるのだが、ちょっと物足りない感じがする。

すし酢のみというのも試してみた。醤油抜きだ。

すし酢だけでは味がぼんやりした感じであまり美味しくなかった。だが、レモンを絞ってレモン汁を入れたらかなり美味しくなった。

醤油や醤油ダレが無くても冷やし中華スープは成立するのかもしれない。
虚無レシピ的だ。



レモンとかの柑橘(かんきつ)の果汁と酢の組み合わせというと、ポン酢というのがある。
なので、ポン酢を冷やし中華を使うというのも一見よさそうな気がする。
しかし、市販のポン酢をスーパーの売り場で探してみると、醤油を加えたポン酢醤油しか売っていない。(冷やし中華のスープに使うのならば、醤油+酢+柑橘果汁という組み合わせはむしろ丁度よい組み合わせになっている?)

だがしかし、醤油入りのポン酢醤油は 冷やし中華の麺にかけて使うには醤油の味が濃すぎてそのままでは使えない。
餃子(水餃子や焼き餃子)に使うには丁度よい濃さなのだが、麺には合わない。
ダシの汁で半分くらいに割ってスープ割りみたいにすると、スープとして飲めるようになる。だが、柑橘の風味と酸味がかなり薄まってしまって冷やし中華スープから少し遠ざかってしまう。
寿司酢とポン酢を半々くらいで混ぜて水で薄めるとだいぶ冷やし中華スープに近づいた。水で薄める代わりにダシで割ってもよいだろう。


ポン酢にもいろいろ柑橘の種類があるみたいに、冷やし中華スープに使用する柑橘の種類を変えるというのも考えられる。
定番のレモンだが、生のレモンを用意するかわりにポッカレモンを使ったりする。

レモン以外だと、すだちや柚子あたりが定番だろうか。オレンジやグレープフルーツは試してみたら意外といけるかもしれない。いずれ試してみようと思う。

リンゴ酢みたいにリンゴの果汁を冷やし中華スープに加えるというのは定番となっている。焼肉のタレとかの醤油の味になじむ果汁としてはリンゴが一番合うのだと思う。

リンゴ果汁以外に、梨(梨汁)とかも併用される場合がある。冷麺に梨という組み合わせがあるくらいなので、これも定番の組み合わせの1つなのだろう。

主に飲料用としてリンゴ酢や他のフルーツ酢はよく見かける。
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酢との組み合わせだといろいろなフルーツの果汁がある。だが、醤油の味とか麺に合うかというと難しいかもしれない。


自分で材料を混ぜて冷やし中華スープを作るときに使用する酢については、穀物酢を自分は使っている。
穀物酢の材料は、米や麦やトウモロコシなどが併せて使われている。小麦を使った麺にはやはり麦を使った酢が合うのか?とか思ったが、気のせいだろう。

黒酢を使ったスープ付き冷やし中華はよくスーパーとかで見かけるのだが、ワンランク味が上がるようだ。米で作った長期醸造の酢だ。
寿司で使われる赤酢とかもよさそうに思えるが、ちょっと値段が高い。(酒粕で作った長期醸造の酢だ。)
これらの長期醸造の酢は、酸味がまろやかになっていて、発酵の過程でいろいろなアミノ酸とかの複雑な味が加わっており、普通の酢よりも美味しい。

中国の酢を使うとより中華っぽくなるという。
美味しんぼという漫画で、冷やし中華の料理勝負で中国の酢と中国の醤油や調味料の組み合わせのほうが勝利するという回があった。
だが、さすがに家庭で冷やし中華を作るために中国の酢や醤油を買っておくとか無理なので、これは参考にならない。


ごま油とかの香味油は、あまり選択肢がないようだ。

冷やし中華でない普通の中華そばの場合も、大抵はごま油くらいしかよさげな選択肢が無いと思う。あとはネギ油くらいだろうか。
ラー油は味が強すぎるので、冷やし中華に使うと味のバランスを壊してしまいそうだ。


冷やし中華のスープ(タレ)の種類としては、ごまだれの冷やし中華というのもある。
ごまだれに合う具材も変わってくるので、ごまだれについては 具材の話で書くことにする。


つづく

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