Nintendo SwitchのJoyCon-R内蔵のモーションIRカメラを調べてみる – その1

Nintendo SwitchのJoyCon-R内蔵のモーションIRカメラを調べてみる。

まずは分解したモーションIRカメラを、分解したままバッテリーを繋いで通電し、動かしてみる。

1-2-Switchの中のフードファイトのミニゲームがモーションIRカメラを使っているので、動かしてみた。

1-2-Switch(Amazon)

ゲームを開始すると、モーションIRカメラを口に近づけて構えましょうというアナウンスが出る。

そのときモーションIRカメラが起動し、一瞬だけ赤外線LEDが左右両側ともに点灯し、その直後に片側のみが点灯し続けている。

YouTubeに動画をアップロードしておく。


左右交互に光って撮影した結果から画像処理して物体の奥行き画像を生成して3D物体検知をしているのだと予想していたのだが、違ったようだ。基本的に片側LEDのみ点灯で動作している。
(左右交互に光るという機能はあるのにこのゲームでは使ってないだけかもしれない。)

赤外線LEDは、モーションIRカメラモジュールでOn/Offを制御しているのだろうか? それともJoyCon基板のCPU側で制御しているのだろうか?
モーションIRカメラに3D機能があるのならば、カメラモジュールで制御しているはずだと予想される。

モーションIRカメラは、JoyConの基板のこの位置のフレキコネクタで繋がっている。

配線は17本だ。印の付いているのがコネクタの1番ピンだろう。

途中まで調べた結果は以下のとおり。
1番ピン +5V
2番ピン +5V
3番ピン GND
4番ピン 何らかの信号線?
5番ピン GND
6番ピン 何らかの信号線?
7番ピン GND
8番ピン 何らかの信号線?
9番ピン 何らかの信号線?
10番ピン 何らかの信号線?
11番ピン 何らかの信号線?
12番ピン 何らかの信号線?
13番ピン GND
14番ピン 何らかの信号線?
15番ピン GND
16番ピン +5V
17番ピン +5V

信号線は、加速度センサー/ジャイロセンサーと同じSPIバスに繋がっているのかと思っていたのだが、違っていた。I2CやSPIのような解析しやすいバスではないのだとすると、ちょっと調べるのが大変そうだ。

+5VがモーションIRカメラと赤外線LEDの電源で、JoyCon基板の電源ICからカメラの使用時のみ供給される。

赤外線LEDの配線は左右それぞれ2個ずつの直列になっていて、+5V側のアノード側は共通になっている。
カソード側はJoyCon基板側には繋がっていないので、おそらくIRカメラモジュールに繋がっていて、カメラモジュールがOn/Offを制御しているようだ。

信号線については、テスターで調べるといくつかはGNDで、いくつかは電圧は1.8Vが出ている。詳細はまだ不明だ。

JoyConの基板の反対側の端のPadが沢山並んでいる部分に繋がっているので、ここを調べればよさそうだ。

つづく




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