LSI-C(86)やkmyaccの作者の森公一郎氏が亡くなられたそうだ。
LSI-C(86)は、試食版ではなくてパッケージ版を持っていた。あとから中古で入手したものだけど。仕舞って保管してあるけど、そろそろ断捨離してもいいだろうか。
kmyaccは、コンパイラ言語の自作とか改造でよく使っていた。
最初にkmyaccを使ったのは学生時代に有限要素法解析に使う計算用モデルのメッシュ生成ソフトでモデル記述言語を自作して構文のパーサーを作るのに使った。MS-DOS上で16bitのプログラミングだったので軽量なkmyaccを使ったのだった。
「yaccによるCコンパイラプログラミング」という参考書を参考にしていた。
また、上記の参考書に出てくるC言語のサブセットのコンパイラ言語「Cm」を32bit化する改造にkmyaccの後継バージョンを使っていた。そのとき森公一郎氏と一度だけメールのやりとりをしたのだった。
→ コンパイラ「Cm」を改造してみる
その後、kmyaccに限定しないで、もっとメジャーなGNU bisonをメインで使うようになったため、kmyaccはあまり使わなくなってしまった。
最近だとbisonを使って.NET(MSIL)やJavaといったVM用中間言語のTiny Basic Compilerを趣味で作ったりしている。
→ CIL(MSIL)中間コードを生成するTiny BASICコンパイラを作ってみた
→ Javaバイトコードを生成するTiny BASICコンパイラを作ってみた
近いうちにこのTiny Basic CompilerシリーズのLLVM中間言語版を作ってみようと思っている。