千葉県の養老渓谷の地球磁場反転地層に行ってみた。
約77万年前に地球磁場(地磁気)が南北反転していた時代があり、その時代を特定できる地層が千葉県の養老渓谷(養老川)で見つかっているのだそうだ。ちょっと行ってみることにした。
→ 千葉の時代がやってきた?! 「時代を区分する貴重な地層」が千葉県にあることが分かった!
→ 市原のパワースポット(地球磁場逆転地層)のご案内
(ちなみに、房総半島の地磁気異常とは別の話だ)
名古屋近辺の東海地方では、養老という地名を聞くと普通は岐阜県の養老の滝の養老のことだと思うだろう。自分もこれまで千葉に養老という地名があるのを知らなかった。
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JRの総武線で千葉駅まで乗車し、内房線に乗り換えて五井駅まで乗車する。
そして、五井駅で小湊鉄道に乗り換えた。
養老渓谷行きの電車に乗車。電車の本数は1時間に約1本と少ないので注意。
ちなみに終点まで乗ると、いすみ鉄道の路線に接続し、外房線に出ることができるそうだ。いすみ鉄道は有名なローカル線だ。鉄道マニアであれば、ついでに寄ってもよかったのだろうが。
小湊鉄道に乗って、1時間ほどで月崎駅に到着。
田舎な感じの無人駅だ。
駅前に小さな商店があり、パンとか飲み物を購入することができる。
駅にはチバシアン/(チバニアン)の案内が掲示してあった。
なぜか岐阜県への旅行ツアーの看板が出ている。
野犬が出るらしい。
途中は特に案内の看板は出ていないが、地図を見ながら歩いて目的地に向かう。
養老川の橋を越えて少ししたところで道路の歩道が無くなるので、路側帯を歩いていく。たまに車が通っていくのでちょっと怖い。
田淵会館と書かれた看板があるので、ここから右の道に入っていく。
すぐ入ったところに田淵会館という建物がある。
市原市田淵町の公民館のような建物のようだ。
ここから先は道が細くなり、谷へ降りるための急な下り坂になる。
舗装されていない林のなかの小道を抜けていく。
すぐに養老川が見えてくるので、川に降りる。
川底は岩盤になっていて、砂地よりは歩きやすい。
ここから少し川の中を歩くと目的地の地層の地点にたどり着くことができる。
長靴が必要だというのだけど、夏なので長靴なしでもいけそうだと思う。
しかし、これまで天気が少し曇り気味だけどたまに晴れ間が出て暑いくらいのわりといい天気だったのが、急に天気が曇って暗くなってきて、強い冷たい風が吹いてきて、雨が降りそうな雰囲気になってきた。
まわりに誰もいないし、浅い川だと油断して水難事故に遭うとアウトなので、この先に行くのは中止した。
命綱に使うロープを持ってくればよかったかもしれない。