錫の酒器を自宅鋳造してみる

錫めっき酒器とか買ったり、自作したりして試している。

めっきでは無く、むく材の錫の酒器を試してみようと、買ってみたり、鋳造で自作してみた。
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写真左が、購入した物、真ん中が鋳造で自作したもの、右がめっき品

錫の酒器は、購入しようとするとちょっと値段が高い。
おちょこサイズのものは、いくぶん値段が安いので買ってみた。
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94-5 錫製 ぐい呑 小 40cc(Amazon)

これくらいなら、自分で自宅で錫の鋳造を試してみて作れるかもしれないと思った。

まず、粘土で鋳型を作る。上記のおちょこを粘土で型取りしようとしたのだが、うまくいかなかった。
適当におちょこっぽい形を粘土細工で作ってみた。
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100円ショップで購入した鋳物の鉄フライパンを使う。
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錫インゴットをフライパンに入れて、ガスコンロで加熱する。
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溶けた錫を粘土の型に流し込む。
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冷えたら、中身を取り出す。
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おちょこっぽい形ができた。
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しかし、上部に穴ができてしまっている。
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上部を切り落とした。
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ちょっといびつな形だが、それも味があっていいのかもしれない。

底の部分に少し気泡があり、外側に繋がってしまったのか水が漏れてしまう。
先の細い金属のポンチのようなものをハンマーで叩いて、底の気泡の部分を変形させて塞いだ。
昔の鍋の修理屋みたいだ。

無事に完成したので、お酒を飲むのに使って試してみている。
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今度は、もっと大きいサイズの鋳造にもチャレンジしてみたい。

型取りについては、粘土でなく、砂型を使うのがいいらしい。
400年続く高岡の伝統産業を体験「錫のぐい呑みをつくろう」 はんぶんこ(HANBUNKO)

鋳造で酒器だけでなく、機械部品を作るのも試してみたい。錫だと柔らかすぎるので、錫にアンチモンを加えたホワイトメタル/減摩合金を使えばいけそうだ。




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