Nintendo SwitchのHaptic振動(HD振動)モジュールを取り出してアンプに繋いでPCから駆動してみる

Nintendo SwitchのHaptic振動(HD振動)モジュールを取り出してアンプに繋いでPCから駆動してみる。

材料は、JoyConを分解して取り出したHaptic振動モジュールと、PC用の外付けスピーカーアンプと、100円ショップで買ったヘッドフォンと、プラスチックのコップとビー玉。

(1) Haptic振動モジュールにヘッドフォンから切断したオーディオケーブルを半田付けし、コップにHaptic振動モジュールを貼り付けた。
(2) ヘッドフォンを分解して取り出した小型スピーカーユニットをマイクの代わりにコップに貼り付けた。

PC用の外付けスピーカーをPCのヘッドフォン用の音声出力端子に接続し、外付けスピーカーに付いているヘッドフォン端子に(1)のHaptic振動モジュール付きコップを取り付けた。
PCのマイク用の音声入力端子に(2)のスピーカーユニット付きのコップを取り付けた。

PCでサウンドレコーダーを起動し、スピーカーユニット付きコップにビー玉を投げ入れて、その音を録音する。
録音した音をHaptic振動モジュール付きのコップで再生すると、コップにビー玉が投げ入れられた振動が再生された。
しかし、ちょっと振動が弱い感じだ。

あと、普通に音楽をHaptic振動モジュールで再生すると、それなりに音が聞こえる。
再生されやすい音と再生されにくい音があり、ときどき何か条件があったときだけ(共振したときだけ?)大きな振動が発生する。


このHaptic振動モジュールは、ALPS製で以前からNintendo Switchに採用のものではないかと噂されていた。
2016年のCEATECにおけるアルプス電気の触覚フィードバック部品のデモ。ボールを床の上に落としたときの振動を再現している Switchの真価はJoy-Conにあり、「HD振動」はVRへの布石? – 日経テクノロジーオンライン

使い方については、スピーカーのように音の波形をそのまま電圧として加えれば振動が発生するらしい。
Switch発売日にJoy-Conを分解してテクタイルツールキットを作って遊んでいる

このあたりが参考になるということだ。
テクタイルツールキット
ここではDSの振動カートリッジのフォースリアクタを使っている。
(自分もDS振動カートリッジの海外版とかを分解してたのだが、使い方を調べていなかった。)
フォースリアクタとHD振動モジュールは基本的に同じように使うことができるらしい。

ということで、真似をして実験してみたのだが、あまりうまく振動が発生できていない。
もっと大出力のアンプが必要なのか、共振の条件とかあるのだろうか?

(テクタイルツールキットのサンプル動画だと、よく振動している。マイクの選定とか録音のコツとかあるのかもしれない。)
テクタイルツールキットのサンプル動画

参考Link:
アクチュエータ&ハプティック® リアクタ|電子部品|アルプス電気
アルプス電気のハプティックトリガー体験 – CEATEC 2016 トンカチワークス


追記

Haptic振動モジュールを取り出したあとのJoyConは、振動機能が無くなったがコントローラーとして普通に使えるようだ。




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