カセットガス用の手持ち式のバーナーを手に入れた

カセットガス用の手持ち式のバーナーを手に入れた。
パワートーチという商品名の製品だ。

新富士バーナー パワートーチ RZ-730(Amazon)

付属のパワーガス缶にバーナー部分をセットして使う。

カセットコンロに使っているイワタニのカセットガス缶(カセットボンベ)と同じ形状の缶なので、このバーナー部分をイワタニのカセットガス缶にセットして使うこともできる。

実際にちょっと試してみたのだが、イワタニのカセットガス缶でこのバーナーを使った場合だいぶ火力が落ちる感じだ。炎の見た目はそんなに変わらないのだけど、パワーガス缶だと発生する熱の量が多くて加熱が段違いだ。

どちらのガス缶もLPG(液化石油ガス)という種類のガスが入っているのだが、微妙に種類が違う。
LPGというと、家庭用のプロパンガスもLPGの一種だ。俗称としてプロパンガスと呼ばれているのだが、プロパンが主成分でブタンなど他の液化石油ガスとの混合ガスが使われている。プロパンとブタンの比率は一般の家庭用LPGの場合はプロパンが80%以上でブタンは20%以下となっている。プロパンやブタン以外の成分も数%ほど混じっているのだが意図して混合されたガス成分というより不純物のような感じだろうか。

カセットガスのLPGについては、普通の安価なカセットガス缶は中身は100%のブタンが入っている。
ブタンは、プロパンよりも単位体積あたりの熱量は高い。

(1)ブタンガスの熱量 : 30680kcal/1m^3
(2)プロパンガスの熱量 : 23680kcal/1m^3
(3)都市ガスのメタンガスの熱量 : 10750kcal/1m^3
という順番に単位体積あたりの熱量が高い。
そして、コスト(単価)も高い。

パワーガス缶とよばれる高価なガス缶は、ブタンガスとプロパンガスの混合ガスになっている。

プロパンガスの方が単位体積あたりの熱量が低いのに、なぜプロパンを混合したほうがガスバーナーの火力が上がるのか、ちょっと不思議な感じだ。
プロパンを混合すると液化したガスの気化のしやすさが変化して、低温でもよく気化するようになる。常温だとより多くのガスが気化するのでガス圧が上がり、単位時間にガス缶から出てくるガス流量も多くなり火力も上がるということらしい。
(なので、パワーガス缶は、通常のブタンのガス缶に比べて丈夫に出来ている。それで値段も高い。)

実際に、なにか食べ物を炙ってあとで試してみる。
(他にもキャンプで炭や薪の火おこしなどにも使うことができるので、キャンプ用にも便利らしい。)


追記
サーモン寿司などを炙ってみた。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.

87 − = 79