肉かすで富士宮風の焼きそばを作ってみた。
麺は、普通に名古屋で売っているのを使ったので、厳密には富士宮焼きそばとは呼べない。(富士宮のマルモ食品工業とかの地元の麺でないと富士宮焼きそばと名乗れないらしい。)
作り方は、まず肉かすを先に炒めて、次にキャベツを軽く炒めたあと、麺を加えて炒めて、ソースを混ぜながら少し加熱したら皿に取り、青のりとだし粉(魚粉)を振りかけて完成だ。
肉かすが かりかりした感じになり、あまり焼きそばにマッチしていない気がする。以前に富士市のほうに行った時に現地で富士宮焼きそばを食べたことがあるはずなのだが、こんな感じではなかったはずだ。
なにか間違えたのだろうか?
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うどんに入れて大阪の「かすうどん」みたいにして食べてみた。
かすうどんに使われるのは「あぶらかす」と呼ばれる肉かすの一種だ。
豚の脂身が多いところを加熱してラード的な油を取ったあとの残りかすなのだが、使われる部位が富士宮の肉かすと「あぶらかす」では異なるらしい。
つゆに入れて少しうどんと一緒に煮ると、肉かすが柔らかくなり、お麩みたいな食感になる。脂っこい味のするお麩といった感じで、あまり美味しいとは思えなかった。