Ubuntu 24.04上でVirtualbox 7.2がうまく動かなかったのだが、解決して動くようになった。
Macbook Air 2015とかレッツノートCF-NX4などで試していて、うまく動かなかったので、対処法とかを調べていろいろと試していた。
結論から書くと、kvmというLinux用の仮想化ソフトのモジュールがUbuntu 24.04.3に最初から組み込まれているのがVirtualbox 7.2.2の機能とコンフリクトしていたらしく、その悪さ(?)をしているkvmの関連のソフトを停止されたらVirtualboxがうまく動くようになった。

方法は、以下のwebの記事の通りにしたらうまくいった。
・Ubuntu でVirtualBoxの仮想マシン起動時に「cant operate in vmx root mode please disable the kvm kernel extension」エラー発生の対策 – Knowledge
Linux上で動作しているモジュールでkvmの関係のものをリストアップしてチェックする。
lsmod | grep kvm
Ubuntu 24.04.3をインストール後に標準のアップデートをした後の状態で、特になにもソフトをインストールをしていないのに、kvmとkvm_intelというのが出てくる。
kvmをインストールしていないのに、Ubuntu 24.04.3では勝手に入っていて起動するようになっているらしい。
これらを停止するにはblacklistの設定ファイルに名前を書き加えてやればよいらしい。
sudo vi /etc/modprobe.d/blacklist-kvm.conf
/etc/modprobe.dというディレクトリに設定ファイルblacklist.confというのをviで書いて、以下の2行を追加する。
blacklist kvm
blacklist kvm_intel
(Intel CPUでなくてAMD CPUの場合にはkvm_amd)
設定ファイルを変更後に、下記のコマンドを実行。
sudo update-initramfs -u
実行後に再起動すると、変更が反映される。
チェックして、動作していないことを確認できるはずだ。
lsmod | grep kvm
あとは、普通にvirtualbox 7.2.2を起動して、仮想環境でWindows 11を動かすことができた。
Macbook Air 2015で動くのを確認できた。

Windows PCのレッツノートCF-NX4でも同様に確認できた。

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Virtualbox 7.2はkvmと共存して動作するのだと思ったのだが、違うのだろうか?

なので、KVMをちゃんと設定すればVirtualbox 7.2.2も動くのだと思って、kvmをインストールして設定するのを試していた。
・KVM をインストールして設定する #Linux – Qiita
あと、このあたりも参考にkvmの設定を試してみた。
・Ubuntu で Linux KVM と VirtualBox を共存させる方法
しかし、うまくいかなかった。
結局、最初に書いたようにkvmを使わないようにすることでしかvirtualboxを動かせなかった。