昨日の話の続き。
Arduino用の2.8インチTFT LCD Shield (320×240,ILI9341,パラレル型)を透過液晶に改造するのを試してみた。
液晶パネル部品を分解して背面に貼りついているものを全部取り除くと、透過式の液晶に改造できるらしい。 実際に試してみた。
失敗しても惜しくないような性能がいまいちな液晶パネルを分解して試してみる。
一番外側の金属のフレーム部分の四隅で引っ掛かっているツメの部分を外すと、金属フレームを取り外せる。
前に一度、黒いスポンジ状の両面テープはカッターで厚みの真ん中で切るようにして開けているので、このようにぱかっと開く。
液晶の背面に貼ってあるシール状のものを全部剥がす。
まずはアルミテープ(?)のような反射テープ(?)を剥がした。
次に、バックライトの光を拡散させるための導光板を取り外した。
バックライトのLEDが4個、細長いフレキシブル基板に実装されて貼ってあるので、剥がした。樹脂のフレームが剥がすのに邪魔だったので少し切断した。
白っぽい板を剥がした。たぶん導光板からの光をぼんやり拡散させるための拡散用の板。
とりあえず金属のフレームに戻した。
通電するとバックライトのLEDの光で、液晶の向こう側の金属板とフレキ部分が透けて見える。
描画させてみた。
透過式液晶として使えそうだ。
液晶の向こう側に強めの光源がないと透過して見えないので、HMDとかメガネ状の機器に取り付けてHUD(ヘッドアップディスプレイ)みたいにして使うのは難しい。
自作デスクトップPCのケースに透過液晶を搭載して萌えキャラクターを表示させるというhackが前にあったのだが、似たようなものが作れそうだ。(その後、透過液晶でなくハーフミラーに投影する形に移行してしまったようだ。)
・MOD PC 透過液晶 作成まとめ
あと、秋月ドーム液晶プロジェクタの液晶取り換え用に使えそう。(付属している液晶に描画するのがちょっと難しいので、代わりに使いやすいRaspberryPi用の液晶パネルなどを透過液晶に改造するほうが楽らしい。)
・行動日誌 秋月電子のドーム液晶プロジェクタ(1)