熱田の伝馬町に都々逸(どどいつ)発祥の地があるので行ってみた

熱田の伝馬町に都々逸(どどいつ)発祥の地があるので行ってみた。
伝馬町駅の近くだ。すぐ近くにブックオフ熱田国道1号店という大きいブックオフがある。

都々逸(どどいつ)というのは、短歌みたいな定型詩で、七・七・七・五の形式のものだ。
都々逸 – Wikipedia

例として、次のようなものがある。

金もいらなきゃ 女もいらぬ あたしゃも少し 背が欲しい
声はすれども 姿は見えず ほんにおまえは 屁のような
立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は 百合の花
ざんぎり頭を 叩いてみれば 文明開化の 音がする
箱根八里は 馬でも越すが 越すに越されぬ 大井川


江戸時代末期、都々逸坊扇歌という人物が演芸として完成させて普及したという。そして、幕末から明治にかけて江戸で大流行した。

Wikiediaによると その発祥は、
>扇歌が当時上方を中心に流行っていた「よしこの節」を元に、「名古屋節」の合の手「どどいつどどいつ」(もしくは「どどいつどいどい」)を取入れたという説が有力である。
>名古屋節は、名古屋の熱田で生まれた神戸節(ごうどぶし)が関東に流れたもので、音律数も同じであることから、この神戸節を都々逸の起源・原形と考えるむきもある。実際、名古屋市熱田区の伝馬町には「都々逸発祥の地」碑がある。
ということだ。

ちょっと疑問なのは、どどいつどどいつ という合いの手というのは七音ではなく八音あると思うのだが、どうなのだろう?

神戸節を調べてみた。
YouTube 正調名古屋甚句・ 熱田神戸節【やっとかめ文化祭2020 芸どころまちなか披露】    ・・・ 14分40秒くらいから神戸節が始まる。
「そいつはどいつだ どどいつどいどい うきよはさくさく」という七・七・七の節も出てくる。
そいつはどいつだ, どどいつどいどい, うきよはさくさく の部分は字余りっぽいのだが、しっくりと収まっている。
そいつァどいつだ, どどいッツどいどい, うきよァさくさくという七音っぽい節まわしに聞こえる。音律数としては七音に数えるらしい。

この、どどいつどいどいの耳に残るフレーズが都々逸の大元になっているというのはわりと納得できる感じだ。

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