にぼし酢をカップラーメンに使って味変を試してみた。
にぼし酢のできあいのものが売ってないか探したのだが、見つからない。
酢と煮干しで自作してみる。
ジャムの瓶に、酢と、煮干しの削り節風のものと、顆粒のいりこだしを入れて一晩置いておいた。

カップ麺は、3つほど買ってきた。

スーパーカップの鶏コク醤油味に、にぼし酢を入れてみたのだが、あまりスープの旨味が増える感じはなく、むしろ味が少し薄くなったように感じる。
酸味が加わってスープの味わいが変わったほうの変化が大きい。スープのしょっぱさが酸味でごまかされる感じがする。

出前一丁も、旨味が増える感じがしない。

本店の味は、この3つの中では旨味が増えるような感じがする。劇的に変わったりはしないが、美味しくなったので、うっかりスープを飲み干しそうになってしまった。塩分の取りすぎに注意が必要だ。

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ラーメンに酢を入れるというのは話としては知っていたが、自分は今まで試したことが無かった。
麺に使われている「かんすい」のアルカリの苦みを酢を入れることで中和するために酢を入れるのがよいという話も聞いたことがある。今ではそんな苦いような麺を売っているところは無いので、中和目的で酢を入れることは無くなったと思う。
ラーメンに酸味を付けること自体は、酸辣湯ラーメン(酸辣湯麺)という例もあるので、組み合わせとして自体は悪くないのだと思う。
一蘭というラーメン店で、オスカランという黒酢がベースの調味料があるらしい。
ラーメンという括りにはあまり入らないのだが、冷やし中華だと酸味のあるスープのほうがむしろ多い。
酸味は人によって苦手な人も多い。酢の物が苦手とか。自分も昔は苦手だったのだが、歳を取ったら食べられるようになった。寿司を食べ慣れて酢の味に耐性がついたのかも。
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追記
だし酢というのを買ってみたので、あとでこれも試してみる。

