電動アシスト自転車PASワゴンに乗った感想を書く。
なぜ3輪のPASワゴンにしたのかというと、荷物をたくさん積むという使い方をしたかったからである。
実際に、ポータブル発電機と小型電子レンジを積むのを試してみたが、ちょっとしたキャンプができるだけの荷物は積めそうだ。
本来は荷物をたくさん積むのは推奨されていないらしいが。そもそも自分は太っているせいで体重だけで推奨積載量をオーバーしてしまっていたりする。
普段は荷物を積まずに、近所に出かけたり時々は駅まで乗っていって駐輪場に預けたりという使い方をしている。
乗ってみた感想としては、3輪のせいで非常に不安定で乗りにくいと感じた。
この自転車は路面に凹凸があって後輪側が左右に傾くと車体全体が傾いて不安定になるのである。
道路の路肩や歩道部分で、きれいに水平になっておらず左右方向に傾いている場所があったりするが、車体が傾斜に釣られて傾いてしまい、そちらに車体を持って行かれそうになり非常に乗りにくい。
坂道で方向転換するのも危険だ。実際、一度転倒してしまった。
3輪の原付のホンダジャイロキャノピーも使っているけど、そちらは車体がスイングする機構があるため不安定になるようなことは無い。
これを書いていて気がついたのだけど、PASワゴンにも車体をスイングする機構が備わっているらしい。中古で入手したのだけど、固定部品で固定された状態で入手したためスイング機構に気がつかなかったようだ。説明書も無いし。
固定部品を外せば乗りやすくなりそうなので試してみたい。たぶんジャイロキャノピーに乗り慣れてきているので、固定しないでスイングしたほうが乗りやすくなると思う。
あと、荷物を積んでもスイング機構は大丈夫なのかも、確かめてみないといけない。
アシスト機能は非常に楽である。坂道も楽に登ることができた。
ギア比は高くなくてアシストがカットされるスピードも低く、全体にスピードが出しにくい設定になっているようだ。
不安定な車体でもしも速度が出せたらもっと転びやすくなってしまうため、わざと速度が出ない
ようになっている気がする。
速度が出ないので、自動車の交通量の多い大きな道を走るときには左の歩道を走るようにしたい。そういう道路で車道を走るのは怖い。
しかし、前述したように路肩や歩道が傾いていると、そちらを走るのも危険だ。
あと、舗装路でない砂利道やでこぼこ道も少し走りにくい。
後輪の左側の車輪がモーターによるアシスト動力で動くのだけど、左側の車輪が浮いたり滑ったりすると軽くスリップしてしまう。
それでバランスを崩したりはしないのだけど、車輪が滑るたびにちょっとびっくりさせられる。
平らで綺麗な舗装路しか走らないのであればPASワゴンなどの3輪自転車は低速でも安定して乗れるので、特に高齢者にはいいのかもしれない。しかし、必ずしも理想的な道路ばかりではないので注意が必要だ。