中華製Windows 8.1タブレット機をWindows10アップグレードできなかった。
いろいろ試した上で、Windows10アップグレードに関するMicrosoftのサポート窓口にTELしてみたのだけど、解決しなかった。
その経緯を参考までにメモ代わりに残しておく。
windowsタブレット 8インチWindows 8.1(無料版) RAM:1GB ROM:16GB アトム クアッドコア 高解像度:1280×800px(Amazon)
このWindows8.1タブレット機は、Amazonで注文して入手したのだけど、Amazonに載っていた写真とまったく違うタブレットが届いた。
製品のスペックとしては一緒みたいなので、受け入れて使っていた。
メーカー名不明で、商品が入っていた箱とか本体のどこにもメーカー名とか記載されていない。
ゆえに、メーカーサポートみたいなのは期待できないタブレット機だ。
動作はしているけど、ある意味ジャンク品と言っていいのかもしれない。
そんな中華製タブレット機なのだけど、Windows10への無料アップグレード対象に該当するらしく、アップグレードの予約がしつこく表示されている。
ネットの情報を見ると、ストレージが16GBしかないような中華タブレットでもWindows10への無料アップグレードができたという記事がいくつか出てきていた。
それらを参考に、自分もやってみることにした。
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まず、一応は一番ふつうな方法ということで、タスクバーの通知領域のWindows10アイコンのアップグレードの通知からアップグレードの予約を入れてみた。
しかし、そのあと何日間か幾ら待っても何も表示されず、ダウンロードしている気配もない。
これは当然で、ストレージのC:ドライブの空き容量が、1.2GBくらいしか空いていないからアップグレードのためのダウンロードが開始されなかったのだと思う。
何も警告の表示もされず無限ループに陥ってしまうのは手抜きだと思った。
このあたりの記事をみると、警告とダウンロード先の変更が本来は出てくるはずらしい。
・Windows10、残容量1.8GBのWinタブレットでも無事インストール出来るのか?検証してみた!^^ funlike – ファンライク
自分の場合もmicroSDカードドライブがあるので、同様にしたかったが、表示がでてこないのであきらめた。
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次に、ネットで見つけたストレージの容量が小さいタブレット機へのWindows10アップグレードに成功したという情報を参考にいろいろ試してみた。
ドスパラのDG-D08IWBという機種の情報が参考になりそうだ。
・格安タブレットをWindows 10にアップグレードしてみた
・DG-D08IWB(16GB)のWindows10へのアップグレード方法 ドスパラ サポートFAQ
あと他に、自分のケースに近い記事で、次のようなものも見つけた。
・デュアルブート対応『Chuwi Vi8』をWindows 10にアップグレード、タッチ操作の不具合など後悔した話
まさに自分の中華タブレットも、Amazonの注文ページの情報が正しければ、Androidとのデュアルブートの製品だった。
ただ、自分の中華タブレットは、Androidへの切り替えができない。なのに16GBあるはずのC:ドライブのストレージは10GBしか無い。
おそらく残りの容量は、隠しパーティションでAndroid用にキープされているのだと思われる。
これらの記事で行われている方法は、インストールメディアをUSBメモリやmicroSDカードで用意してアップグレードするという方法だ。
中華タブレットは空き容量が無いので、別のWindows PCを使ってMediaCreationToolというツールでインストールメディアを作った。
作成時にWindows10のエディションを合わせる必要がある。
32bit(x86)か、64bit(x64)のどちらかしか選べる選択肢が無い。
中華タブレットは32bitマシンなので、32bit(x86)を選択してmicroSDカードのインストールメディアを作成した。
作成したmicroSDカードを中華タブレットにセットして、中のsetup.exeからWindows10のインストールを開始した。
普通にインストール手順を進めると、途中でプロダクトキーの要求の画面が出てきて、進めなくなってしまった。
既にインストールしてあるプロダクトキー情報を自動で読み取って、スキップしてくれる筈なのだが、どうもうまくいかなかったらしい。
前にもIconiaTab W500へのWindows10インストール時に同じようなことが起きていて、そのときは32bit版と64bit版というOSのエディションを間違えたという単純なミスでそういうことが起きていた。
というか、それくらいはせめて警告の表示を出して欲しいと思った。
中華タブレットのWindows8.1のプロダクトキーみたいなものは紙とか本体へのシールなどが存在しないので分からない。
プロダクトキーを調べるツールというのが存在しているので、それを使ってプロダクトキーを調べてみた。
再度インストール手順を進めて、プロダクトキー要求画面で、調べたプロダクトキーを入力した。
しかし、「プロダクトキーが合っていません。プロダクトキーを確かめてやり直すか、別のキーを試してください。」と表示されてキーを弾かれて受け付けてくれない。
プロダクトキーの認証が通らない場合、電話での認証をするように書いてある。
・Windows 10 でライセンス認証に失敗する場合の対処方法
しかし、インストーラーではそんなの出てこないので、どうしようもないようだ。
一つ気になるのが、自分の中華タブレットのOSのエディションがWindows 8.1 Single Language with Bingとなっているということだ。
普通のHomeエディションとは違うみたいだが、ネットで調べても詳しい情報が見つからなかった。
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次に、MediaCreationToolを中華タブレット上で動かすというのを試してみた。
実行したPCの入っているOSのエディションに合致するインストールメディアを作れるはずだ。
しかし、空き容量が不足しているので、メディアを作れないという表示が出て、ツールが終了してしまう。
空き容量のあるmicroSDカードのドライブを指定して作業するようなことは不可能らしい。
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MediaCreationToolを中華タブレット上で動かしたときに気がついたのだが、このツールからWindows10のインストール開始ができるようだ。
試してみたが、「このツールではお使いのPCをアップグレードできません お使いのPCに現在インストールされているWindowsバージョンの言語またはエディションは、このツールでサポートされていません。」という表示が出て、駄目だった。
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電話相談窓口ができたらしいので、TELして相談してみた。
・Windows 10 アップグレードガイド アップグレードについて相談したい – Microsoft atLife
(昔は、マイクロソフトはそういう窓口を *わざと* 作らずに放置していたのだけど、時代が変わったのか?)
しかし、結局解決しなかったし、参考になる情報は何も得られなかった。
マイクロソフトのサポートは期待していなかったが、ある意味で期待通り。
長々と電話したけど、OEMのPCのOSの問題はサポートできないとか、ストレージ容量不足でインストール要件を満たしてないのはサポートできないとか、そんな感じだった。
ドスパラ16GBタブレット機みたいなアップグレードはマイクロソフトのサポート外なのでというのを繰り返し言われて、うまくいかなくても知らない! という。
メモを自分用に書いておく。
1.アップグレードできない件について上記の自分がやった手順とかを長くなったが一通り説明した。
→ MS回答: ストレージが16GBでのアップグレードは、要件対象外なのでサポートできない。
2.容量の問題で、別のドスパラPCとかはインストールできる件について聞いた
→ MS回答: そういったメーカーの16GBタブレット機みたいなアップグレードはマイクロソフトのサポート外なので。うまくいったとしてもそれはたまたまのこと。その手順がうまくいかなかったとしてもマイクロソフトは関知しない。
3.プロダクトキーが通らない問題は容量の話とは別だと思うが、このエラーの原因は分からないのか?
→ MS回答: 認証についてはサポートできない。詳しいことはお答えできかねる。プロダクトキーの表示ソフトについては関知しない。(そのソフトが表示した)結果が正しいかどうか保証できなのでサポートできない。
3.1 認証についてうまくいかない場合の対処の方法はないのか?
→ MS回答: お客様のタブレットのOSの認証が壊れているかもしれない。初期化してやりなおすというのをやってみたらどうか。
3.2 壊れているかどうか、確認できるか? コントロールパネルから調べると、プロダクトキーは認証されている。例えばこのプロダクトキーを使ってコントロールパネルから認証をやり直したら確認できるか?
→ MS回答: OEMのPCのOSの問題についてはサポート外なのでサポートできない。
→ MS回答: あるいは、ダウンロードしたソース(注:isoのことをそう言った)が壊れているかもしれない。
この回答については、ちょっと納得できなかったので意地悪かもしれないがちょっと突っ込んで聞いてみた。
MediaCreationToolでmicroSD/USBメモリを作るとisoファイルとかバックグラウンドで勝手にやるのでisoファイルが無い。だから確認できないのでは? どうやって確認するのか。と聞いてみた。
→ MS回答: isoファイルが作られない件については明確に回答なし。壊れているかどうかはファイルサイズで確認する。ファイルの容量はおよそ△△GBくらいになります。
ということを回答してくれたが……
以上。
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続き。
中華製Windows 8.1タブレット機をWindows10アップグレード (その2 – 成功編)