HoloLens勉強会(Mini Center CLR 勉強会)に行ってきた。
内容は以下のような感じ。
(1)HoloLensとは何かの説明
・HMD型のAtom CPUを搭載したPCで、高速化のためのHPUも搭載している。
・HPUはDSP 32個で出来ているらしい。
・動作させてみるデモ。
(2)HoloLensでの開発はどうするのかの説明
・2Dアプリはごく普通のUWPアプリが動く。ただし、空間に貼り付けて使えるだけなのであまり面白くないかも。
・3Dアプリは基本的にはUnityで作る。(Direct3Dでも作れるらしいが難しいらしい。)
・Unityで作った3Dアプリは、他のアプリと同時に3D空間に存在できず、1つしか空間に起動できないらしい。
・Unreal Engineその他はまだ対応していない。
(3)実際にUnityでアプリを作ってみるデモ
・ライブコーディング
・といってもコードは全然書いて無くて、Unityで空間に何もない空っぽの新規プロジェクトを作って、そこにロボットの3Dモデルの無料のものをアセットストアからインポートして配置。カメラ位置の初期設定なども設定。
・UnityからWindowsアプリ用のプロジェクトを書き出し、.slnファイルをVisual Studio 2015で開いてビルド。
・Visual Studio 2015からデバッグで対象機器向けのリモートで実行する。(実行を他の機器でするような設定をした)
(4)フリータイム(HoloLensを試してみる)
・壁に丸い窓を開けるソフト
・RoboRaid
などを他の人は体験していた。
自分は、前にRoboRaidは試しているので、今回は別のゲームを試してみた。
・Young Conkerというゲームの1面をプレイした。視線で狐のキャラクターを誘導して動かして、1面はコインを集めたり、逃げるサイフを追いかけて捕まえたりする簡単な内容だ。先に進めばもっと大きな敵キャラとか出てくるらしい。
ちょっと3D酔いしてしまった。気持ち悪くなった。
ゲームを始める前の部屋の3Dスキャンの準備にかなり時間が掛かって面倒くさかった。
全天周デプスカメラみたいなもので一気に空間スキャンとかできないと厳しいと思う。
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勉強会の資料などが公開されている。
・Mini Center CLR 勉強会 – HoloLensやりました – matsujirushi’s blog
・資料
あまり盛り上がらなかったということだが、HoloLensで盛り上がるというのは難しいのかもしれない。
自分はゲームが好きなので、モグラ叩きっぽいゲームみたいなのをARで作れるかなとか、部屋が海の中になって魚と戯れるARゲームとかいいだろうみたいに考えていた。
Center CLRのメインのメンバーは業務関係の開発者ばかりなので、「HoloLensって、何か役に立つの? (無理でしょう?)」みたいな空気だったように感じた。
レポありがとうざいます!どう感じていたのか分かってウレシイです。
「といってもコードは全然書いて無くて」←笑った