カシオ計算機の樫尾俊雄発明記念館に行ってきた

カシオ計算機の樫尾俊雄発明記念館に行ってきた。

学びと遊びの電卓・電子辞書展というのを今やっているらしい。
なつかしのゲーム電卓も! カシオの歴代製品が「学びと遊びの電卓・電子辞書展」に勢ぞろい – ねとらぼ
見学してみることにした。完全予約制なのでWebで予約した。

青春18切符を使って名古屋から日帰りで行ってきた。
JRで新宿まで行って乗り換えて、小田急線の成城学園前駅に行く。

駅前のロータリーのバス乗り場の1番乗り場でバスに乗る。

成城三番というバス停で下車。すぐ着いた。

この辺りは閑静な住宅街だ。大きなお屋敷も多いが、道が狭く入り組んでいる。
入り組んだ道を何回か曲がって入っていくと、バス停から5分ほどで記念館に到着した。


ちょっと大きな邸宅が、記念館になっている。
玄関のインターフォンで予約者であることを告げて、入館した。

ちなみに、邸宅の隣の庭部分が緑地として市民に開放されている。

緑地側からは記念館に入れないので注意。自分は間違えて入ってしまった。

見学は、館長がガイドして説明をしてくれるガイドツアー形式だ。
最初は玄関ホールで、記念館の概要の説明をビデオで見て、見学に出発する。

最初は、カシオの電卓/計算機のコーナー。
カシオの最初の計算機であるリレー式計算機から見学する。


表示はまだデジタル表示になっていない。

リレー341個で計算機を作ったというのが、発明でこの計算機14-Aの売りらしい。

関連資料。


設計資料など。






科学技術計算機AL-1。


表示はニキシー管方式だ。
歯車型の物体にプログラムを入力して、計算させることができる。

個人向けにシュリンクした電卓カシオミニ。


大量にいろいろな機能の付いた電卓を作って売っている。


「学びと遊びの電卓・電子辞書展」の展示も、ここの展示室で展示していた。


ポケットコンピューター、ポケコンの展示が無いのがちょっと不自然だ。
自分が最初に買ったコンピューターがカシオのFX-702Pという機種だ。(それ以前のfx-602pはプログラム関数電卓になる)
その後、沢山のポケコンの機種が出ていたし、一時期は工業高校の教材の定番だった。

あとFP-1100とかいうデスクトップパソコンを出していたのだが、これも展示が無かった。

そのあたりの分野には樫尾俊雄氏は関わってなかったのかもしれない。
(見学したときには気がつかなかったので、質問とかできなかった。)

計算機の次は、音楽機器の展示室を見学。





次は、腕時計の展示室を見学。




腕時計も電卓に負けず劣らず沢山の商品を出している。




中でもG-SHOCKというのが最大の発明だと思う。

次は、書斎を見学。
発明をしていた設計机などが展示されている。
生前に発明についてのインタービュー番組の取材を受けた映像の内容を編集したビデオを観た。

最初の発明は、タバコを無駄なく吸うための指輪型のパイプだそうだ。

大人数の兄弟のうち4人の兄弟でカシオの工場をやっている。樫尾俊雄氏がそこに入ったときに何か作ってみようというアイデアとしてこのパイプを作って売れたというのが最初の発明の成功体験なのだそうだ。
その儲けを原資に最初のリレー式電卓を開発/発明して、これがカシオ計算機の躍進のきっかけになったのだとか。

一通り見学を終了した。

帰りは小田急線で藤沢駅経由の方が速いので、藤沢駅まで移動して、JRで名古屋に帰った。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.

1 × 10 =