大晦日、比叡山延暦寺と日吉大社に二年参りに行ってきた

大晦日、比叡山延暦寺と日吉大社に二年参りに行ってきた。


そもそも比叡山延暦寺で年越しの行事を見に行くのに必要な情報が少ない気がする。ケーブルカーが何時まで動いているのかとか、ケーブルカーが止まったあと山の上で始発までの時間を過ごせるのかとか。
(今回、行ってみて一通り疑問が解消したので、このblogエントリのラストにまとめを書いておく。)

比叡山延暦寺は滋賀県と京都の県境にあり、公共交通機関で行く場合は、京都側からケーブルカーで行くか、滋賀県側からケーブルカーで行くか、あるいは京都駅などから直通バスが出ているのを使って行くという方法がある。
名古屋から行くならば滋賀県ルートが近いようだ。(あとで知ったが京都側のケーブルカーは冬期は休業で正月の1日から3日の間だけ臨時営業するらしい。)

名古屋から青春18切符を使ってJRの電車に乗って、山科駅でJR琵琶湖湖西線に乗り換えて、比叡山坂本駅に14時半頃に到着した。

駅前からケーブルカーの駅までのバス路線がある。
JR駅前のバスロータリーからバスが出ているらしい。今回は町を散歩して歩いて行くつもりだったので、バスを利用しなかった。

駅からまっすぐ西方向に町なかの道路を歩いて行く。ゆるやかな上り坂になっている。

京阪電車の坂本駅のあたりに来た。JRの駅からここまで徒歩10分くらいだ。

京阪の坂本駅の近くに坂本観光案内所というのがあるのだが、閉まっていた。大晦日や正月は閉鎖してやっていないようだ。観光案内所で情報を仕入れようと思っていたのに当てが外れてしまった。坂本の観光地図が置いてあったので、貰った。


今回は使う機会が無かったのだが、この観光案内所でレンタサイクルもやっているらしい。

観光案内所の少し先の日吉そばという店で、軽くそばを食べた。早めの年越しそばだ。



お店の人に、延暦寺に行って年越しするための情報を教えて貰おうと聞いてみたのだが、よく分からないということだった。

さらに歩いて行き、日吉大社のあたりでケーブルのりば方面に曲がって歩いて行く。案内の看板が多いので迷子になることはないだろう。

15時10分頃、ケーブルのりばに到着。そば屋に寄り道した分を除けば、JRの駅から徒歩で25分か30分くらいだろうか。

乗り場のケーブル坂本駅は、ちょっと混んでいて40人くらい人が居た。







ケーブルカーの運行は朝8:30から夕方の16:30までで30分毎の運行、大晦日や正月も普通に運行する。終夜運転などは無いそうだ。(あと、貼り紙を見ると、山内のバスや京都方面のバスや京都方面のケーブルカーは冬場の運休中らしい)
乗り場で切符を買う。往復で買った方が100円だけ安い。買った後に気がついたが、切符は2日間有効なので年越しで使っても大丈夫だ。

切符を購入するときに、駅員に「今日の拝観時間は終了してしまっているので、行っても観られないが、どうする?」ということを聞かれた。
逆に大晦日の拝観について聞きたかったので、大晦日に比叡山の年越し行事などやっているのでは?それを教えて欲しいのだということを尋ねたのだけど、2人くらいの駅員が交代で知らないという冷たい返事で「終電は16時30分だ」ということだけ強調して告げてくる。
結局、情報が無く、不安だけ煽られてケーブルカーに乗車して比叡山に向かう。

15時30分にケーブルカーに乗車。満席だったので自分と他2人くらい立って乗車した。乗車時間は15分くらい。曇りときどき雨という感じの天気で景色はいまいちだった。




ケーブルカーの山上側の比叡山駅に到着した。

駅前は琵琶湖の景色が眺められる眺望スポットになっている。

比叡山延暦寺に向かう道がどっちなのか一瞬迷ってしまう。人が沢山いるので、一緒にいけばいいのかと思ったら、ほとんどの人がなぜか駅から動かずに留まっている。(団体のツアーとかで迎えの車やバスとかあったのかも?)
案内地図の看板があるのだけど、ちょっと分かりにくい。

数人が坂を上り始めたので、さりげなくそれに続いて登って行くことにする。



まだ暗くなっていないのだが、夜は照明とかが無さそうなので真夜中にここを通るのは危ないような気がする。

比叡山延暦寺の東塔エリアの入り口に到着した。

先に歩いて行く人たちは、料金窓口を無視して歩いて行ってしまった。
見ると料金窓口は閉まっていて無人だ。4時に閉門と書いてある。(まだ15時55分で5分前なのに)


大晦日は無料とかそういうことが貼り出されていないのでちょっと不安だがそのまま先に歩いて行く人について延暦寺に入っていくことにした。

東塔エリアの中央の広場に着いた。

先に歩いていた人たちは周囲の建物に散っていってしまった。関係者ばかりだったようだ。

とりあえず中央広場の周辺を見て回る。
売店。

ご朱印所の萬拝堂。

萬拝堂と繋がっている建物で、「一隅を照らす会館」という無料休憩所。

さらに繋がった建物で社務所っぽい建物がある。こちらは関係者以外立ち入り禁止っぽい。

広場をはさんで一隅を照らす会館の反対側に大黒堂という小さいお堂がある。

広場の奥には下り坂の先に宿坊の延暦寺会館などがある。


予約をすれば、大晦日でも宿泊ができるらしい。

東塔エリアのメインの根本中堂に行ってみた。


去年から平成の大改修という10年の改修工事中らしい。


入り口に行ったら、今日の参拝は終了ですと言われて門を閉じられてしまった。


年越しの行事とかについて聞きたかったのだが、忙しそうに去って行ってしまったので聞けなかった。

根本中堂の向かい側にある文殊楼は、通行止めで行けないようになっていた。

どうも夕方16時から夜までは通常の参拝が終わった後で、大晦日の行事の前の休憩や準備のための谷間の空白時間のようだ。

広場の売店に戻って、甘酒を飲んで一服した。
売店は暇そうな感じだったので、店員に年越しの行事とか休憩場所が朝までやっているかとかを聞いてみた。売店はこのあと一旦閉店してから大晦日の夜は営業するが朝までは営業せず閉店するとのこと。休憩所(一隅を照らす会館)は、朝まで電気がついていて暖房もついているのだそうだ。

とりあえず夜までは時間があるので、休憩所で時間を潰して過ごすことにする。

休憩所(一隅を照らす会館)の中に、なにやら行列の整理用のチェーンなどの用意がされている。


幸先矢のための行列らしいが、夕方にはまだ人が並んでいなかった。
そもそも幸先矢というのが何か分からない。休憩所に人が居ないので人に聞くこともできなかった。

16時30分頃、休憩所(一隅を照らす会館)の前の中央広場になにやら人が集まってきた。
大晦日の鬼追いの行事のリハーサルらしい。



そろそろちょっと空腹になってきたのだが、ご飯を食べられる場所が無い。
延暦寺会館の2Fにレストランがあるのだが、夜は営業していないらしい。

休憩所(一隅を照らす会館)の地下一階がそば屋らしいのだが、大晦日は営業していないようだ。


売店も16時45分くらいに閉店してしまった。

こんなこともあろうかと、あらかじめケーブルカーの坂本駅で自販機のあんパン1個買っておいたのを食べた。

行事予定の看板が出ていた。

大晦日の行事は3つ。
・修正会(しゅしょうえ)、鬼追式、除夜の鐘
初詣の行事は2つ。
・初護摩祈願、牛王宝印(除災招福祈願)
(初詣と書くのはどうなのだろうか?)

そして、大晦日の17時から正月1日の8時までは東塔エリアの参拝が無料だそうだ。

しかし、メインの根本中堂はほとんどの時間で閉まっているので、詐欺みたいじゃないかと思った。

あと、交通機関として、京都側のケーブルカーは正月から臨時ダイヤで運行。山内シャトルバスも正月から臨時ダイヤで運行するらしい。マイカー参拝客のための有料道路は大晦日から終夜営業だとか。

除夜の鐘の会場は、中央広場から坂を上がった場所にある鐘楼で、この時間は立ち入り禁止になっていた。

RPG(ロールプレイイングゲーム)でマップの行けない場所があとになって行けるように順番に開放される仕組みに似ている感じだ。
比叡山延暦寺の東塔エリアだけでも全体はかなり広いので全部をライトアップはできないらしい。なので、夜は安全に移動できるエリア以外が立ち入り禁止になり、ライトアップの準備ができた場所だけ順次開放されるっぽい。

19:50頃、ライトアップが始まった。雨もやんだようだ。


観光バスの観光客らしき団体が来始めたようだ。

休憩所(一隅を照らす会館)の前に行事予定の看板が増えているのに気がついた。

21時30分くらいからいろいろと大晦日の行事が始まるようだ。
行事の時間が分かったが、内容とか参加方法がよく分からない。

休憩所(一隅を照らす会館)の中で20時頃から行列ができはじめたのでとりあえず並んだ。
早い人は18時30分頃から来ていた。
見たり聞いた話をまとめると、
・修正会(しゅしょうえ)では除災招福祈願を授けてくれる。
・具体的には幸先矢という破魔矢の絵馬札に牛王宝印を押してくれる。
・修正会の冥加料は1000円、幸先矢を購入する形で納める。
・幸先矢の購入者に除夜の鐘の整理券を順番に配る。(整理券は普通は購入者の分で終わるので、それ以外はまず残らない)
ということらしい。

21時30分、休憩所から隣のご朱印所の萬拝堂への扉が開いて、萬拝堂で幸先矢の窓口が開始された。

無事に幸先矢と除夜の鐘の整理券を手にれた。

広場でアナウンス放送も始まって、行事の予定の説明などをしていた。

売店も夜の部の営業を開始していた。

休憩所で甘酒と大根の振るまい(無料)があったので、大根と甘酒を頂いた。


22時頃、根本中堂で法話と修正会が始まるので、行ってきた。

堂内は撮影禁止だったので、写真を撮っていない。
200~300人くらいがお堂に座って集まっていた。

まず法話が始まる。20~30分くらい世界情勢の話から延暦寺の紹介や改修工事などを話し、心を穏やかに過ごしましょうというような話で締めとなった。

その後、読経があり、最後に牛印を授けてくれる行列に並んで絵馬札に印を貰った。
おでこに絵馬札を掲げて印を貰うのが作法らしい。直接おでこに印を貰っている人もいた。

あと、線香をあげて本尊を拝んだ。
薬師如来真言というのが書いてあるがちょっと唱えるのは難しい。
「ヲンビセイゼイ ビセイゼイ ビセイジャ サンボリ ギャテイ ソワカ」とか書いてあった。

休憩所に一旦戻る。
休憩所の隣のご朱印所の萬拝堂は、先ほどは混雑していたよく見ていられなかったので、再度行ってみた。

23時30分頃、休憩所前の広場がかなり混雑してきた。鬼追式が始まった。



混雑しすぎて、見られなかった。(写真はスマートフォンを頭の上に掲げて撮影した)
災厄を司る4体の鬼を僧侶が法力で調伏するという内容らしい。

23時45分、僧侶が鬼を引き連れて鐘楼に向かっていき、除夜の鐘の行事が開始された。

整理券の順に鐘楼へ続く階段を上がって、鐘をついた。

鐘楼の向こうにお堂がある。大講堂という場所だ。

鐘楼への道が通行止めだったのでこちらに来られないと思い込んでいたが、脇に道があり、除夜の鐘の前にもここを見学できていたようだ。

そしてさらに先にバスセンターや大きな売店や国宝殿のエリアに行けるようだ。

ただし、東塔の方面は通行止めで行けないようになっていた。
地図ではこんな感じ。

バスセンター方面に行ってみた。

バスセンター前には立派な入場ゲートがあった。ケーブルカー駅側とはえらい違いだ。

このあたりで0時になり、新年を迎えた。カウントダウンとか無くてその瞬間は気がつかなかった。

入場ゲートの脇には大きな売店、兼、休憩所があった。


年越しそばを食べている客が沢山いた。


釣られて食べようか悩んだが、もう既に昼過ぎに年越しそばは食べてしまっているので、やめておいた。
土産物を見て回った。


入場ゲートと売店の先は、駐車場とバス停になっている。暗くて様子がよく分からないが、バスは動いていないらしいので、マイカーで有料道路を通ってきた参拝客や、観光ツアーの特別なバスの団体客などはここから来たらしい。

また、広場に一旦戻る。
たき火が始まっていた。

0時15分頃。休憩所から広場をはさんで向かい側の大黒堂で行事をやっているようだ。
大般若発祈願法要と予定に書いてあった行事らしいが、よく分からない。特に観光客が参加するような行事ではなさそうだ。

もう行事が無いので、朝の始発のケーブルカーが動くまで8時間くらい暇になってしまった。

0時30分頃、売店で今川焼きを買って食べた。

1時頃、またバスセンターの方の売店に行って、ゆっくりお土産品とかを見てきた。特に買わなかったが。

2時くらいになると、人がほとんど居なくなってきた。雪がすこし降っていたりする。積もるほどではないが。
まだ鐘楼から鐘をつく音が聞こえてきた。


開運の鐘という形で鐘楼が開放されていて、誰でも鐘を撞くことができるようだ。

広場の売店は、そのあと閉まってしまった。バスセンターの売店も朝までには閉まってしまった。

休憩所で座って仮眠をして過ごした。

翌朝、6時30分頃、また放送のアナウンスがあり、朝の法要とかの行事がはじまったようだ。
7時頃に初日の出なので、その案内もあった。
案内された鐘楼下はちょっと人が多めなので、鐘楼のあたりで撮影していた。

あと、案内になかったが、ケーブルカー方面の入り口の付近が眺めが良くてよかった。

あとは、昨日行けなかった場所を回ってみる。

文殊楼。

文殊楼の奥に、地図に載っていない神社がある。星峰神社(星峰稲荷社)という。隠れキャラ的な場所だ。




比叡山延暦寺で神社に二年参りするという人は少ないと思う。

延暦寺会館。宿坊というともっと古式ゆかしい場所かと思ったら、ホテルっぽい近代的な感じだ。

大講堂。ここはライトアップされていたので夜にも来たが、明るいと印象がちょっと違う。

東塔と阿弥陀堂。ここの手前の坂と階段がちょっときつくて登るのは少し大変だった。



この奥にも道が続いていて、西塔エリアに続いているようだ。

バスセンター側の入り口と売店(休憩所)。



売店(休憩所)は閉まっていた。

朝8時なので、そろそろ大晦日からの無料拝観時間が終わって、1月1日の朝の有料の拝観時間っぽいのだが、始まる様子も無い。

駐車場の様子。


朝の参拝客も集まる様子がなく、閑散としている。

バスは正月は9時18分から動き出すらしい。



西塔エリアは、東塔エリアから歩いていくこともできたようだが、横川エリアはバスでないと無理なようだ。清水寺の舞台みたいな舞台造りの建物とかがあるので見に行ってみようか悩んだのだが、そもそも冬期は営業しているのかとかバスの仕組みとか他のエリアの拝観料の仕組みもよく分からない。
結局 他のエリアに行くのはやめて、素直に坂本方面に始発で下山することにする。

8時25分にケーブルカーの比叡山駅に来た。

昨日は小雨であまり天気がよくなかったが、今日は少しみはらしがよい。


ケーブルカーで下山した。

ついでに近くの日吉大社に初詣をした。正月は無料で参拝できる。


来たときと同様に、歩いてJRの比叡山坂本駅に戻り、また青春18きっぷで名古屋に帰った。
日付が変わったので青春18きっぷを2回分使ったので、あまり旅費は割安にならなかった。

あと観光案内所は正月も開いてなかったが、昨日は気がつかなかった気になる掲示に気がついた。
延暦寺と坂本の西教寺とちょっと離れた三井寺をセットで参拝する割引券というのがあるらしい。しかも、これを使えば坂本ケーブルカーも320円割引になるのだとか。だが、大晦日から1日の朝までは延暦寺の拝観料が無料だったので、この割引の券は大晦日には意味が無いみたいだ。だが大晦日以外に行くならばわずかに安くなるので、使った方がいいだろう。


まとめ

・大晦日に比叡山延暦寺に行って年越しで二年参りをすることはできる。
・夕方16時から翌朝8時までは拝観が無料。厳密ではないので、その前後も素通りで無料っぽい。
・拝観が無料というのだが、実際にはほとんどのお堂が閉まっていたり、通行止めの規制がされている。行事の時間に拝観したり、翌朝の早朝明るい時間に見て回ったりすることは可能。
・東塔エリアの中央の広場前の無料休憩所(一隅を照らす会館)が大晦日の夕方から朝まで電気や暖房がついているので、退屈というのを覚悟すれば朝まで暖かく過ごすことができる。
・行事のある時間は22時から1時くらいで、人出も多い。
・メインの建物の根本中堂は、22時から23時までの間だけ法話と修正会という行事で開放される。
・除夜の鐘に参加するには、20時か21時くらいから幸先矢という破魔矢を購入する行列に並んで整理券を貰わなくてはならない。
・鐘楼はそのあとの時間に開放されるので、無理に並ばなくても鐘撞きをして雰囲気を楽しむことは可能。
・21時から2時くらいまでは売店とかも開いていて、バスセンター側の売店では年越しそばのみだけど食事ができる。それ以外だと食事ができないので注意が必要。
・雪が降るくらい寒いので、防寒の準備をちゃんとしておくこと。雪対策で長靴っぽいブーツもあったほうがよいかもしれない。
・滋賀県側のケーブルカーで行くと、夕方から夜の21時くらいまでと、行事後の1時から朝の7時くらいまでやることがなくてすごく暇になる。読書用にAmazon Fireタブレットを持って行った。
・参拝客の人出がある21時から1時くらいの間は看板だとかの案内もわりとわかりやすいのだが、それ以外には人が来ることを想定していないので案内の表示などが無くてわかりにくい。




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