キャンプ用の固形燃料アルコールを複数同時に使用するとやばい。
キャンプ用の固形燃料アルコールを調理に使うのを試しているのだが、どうも火力が貧弱に感じる。
火力を強めるために複数の固形燃料を使うというのは誰でも思いつくのだが、危険なので駄目と固形燃料の袋の説明に書いてある。
まず固形燃料アルコール1個を使って水を加熱して、温度計でお湯が沸く時間を計測する。
水の量は300ccを鍋(コッヘル)に入れた。
加熱前の水温は15℃。
加熱後9分で水温が84℃まで上がったが、ここが最高温度で火力が落ちてきて水温が低下していく。
結果、固形燃料アルコール1個では300ccの水を沸騰させることはできなかった。
次に、固形燃料アルコール4個同時に使って同様の実験を試してみる。(※危険ですので真似しないでください)
4個に火を付けると大きな炎が発生する。
炎が鍋の側面に沿って鍋の上の高さにまで達している。
加熱前の水温は15℃。
加熱後3分で水温が88℃まで上がった。
加熱後6分で沸騰し、水温が100℃になった。まだ燃料がかなり残っている。
その後まだまだ沸騰を維持し続けていた。
体感だが4倍以上の火力があり、ガスコンロみたいに高い火力を使うことができた。
自身が出す熱で固形燃料が溶ける量が増えて、燃焼するアルコールの量が多くなっているのだろう。
前に試した自作アルコール燃料バーナーと同じくらい火力がありそうだ。
→ 高火力なアルコールバーナーを自作してみる
ただし、炎が大きく高い高さまで上がるので例えば鍋の側面の取っ手などが炎で炙られてしまう。
なので、使用する鍋とかコッヘルは取っ手の部分まで完全に金属でできたものを使わなくてはならない。
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※ 固形燃焼アルコールを複数同時に使用するのは危険なので真似しないでください。
※ もし、それでもやるならば消火器などを準備してから自己責任で。