Raspberry Pi 3でWindows 10のARM64版が動くらしいので、試そうとして失敗した

Raspberry Pi 3でWindows 10のARM64版が動くらしいので、試そうとして失敗した。

Windows 10 IoT Coreではなく、Windows 10がRaspberry Pi 3で動くらしい。この記事を見て、試そうと思った。
誰でも簡単にRaspberry Pi 3へ64bit ARM版Windows 10をインストールできるツールが登場 – GIGAZINE

リンク先にあるgithubのページを見て、作業をした。(2019-02-19にこの記事を書いている時点で、もうこのプロジェクトはdiscontinueになってしまっている)
WoA-Installer-RpiRaspberry.md at master · WOA-ProjectWoA-Installer-Rpi · GitHub

まず、ARM64版のWindows 10のイメージファイルを作るところから始める。
UUP (Unified Update Platform) Generation Project (v2.4.4) [by @rgadguard & mkuba50]

ここで、生成するWindowsの種類や言語などを選択し、イメージ生成のcmdファイルの実行に進む。

cmdファイルのリンクをクリックしても、実行されないので、ダウンロードして実行した。
自分はダウンロード先をダウンロードフォルダーではなくてデスクトップに設定しているので、デスクトップにcmdファイルがダウンロードされていて、そのまま実行した。

しかし、「Error getting links to download UUP file」というエラーが出て止まってしまった。
エラーで止まってしまうだけでなく、デスクトップに置いていたファイルが全部消えてしまった。フォルダ内のディレクトリのツリー構造は残っているのだが、フォルダ内のファイルまで全部消えてしまっている。
デスクトップにいろいろと作業途中のものを置いていたので、消えてしまってかなり困った。

結局、上記のエラーの原因は、ウイルス対策ソフトがブロックしていたのでUUP fileがダウンロードできなかったためらしい。
そしてcmdスクリプトがエラー時に作業ファイルを削除するはずなのだが、エラー処理の作りが甘いみたいで、cmdファイルのあるフォルダ全部消してしまう動作になってしまうようだ。

ちょっとした失敗なのだが、痛い結果になってしまった。
せめて新規にフォルダを作って、その中で実行していればよかった。


たまたまその日の朝にWindowsの復元ポイントがあったので、復元しようとしたのだが、ウイルス対策ソフトに妨害されるみたいで復元できない。
一度止めたり、対策ソフトの起動を一時中止したりとかを試したが駄目で、最後にはWindwosのSafeModeを使うといいらしいというので試そうとしたのだが、その前の何度かの失敗で復元ポイントが消えてしまった。
残念ながら消えてしまったファイルのサルベージは失敗してしまった。

作り中のソフトのソースコードとかが失われて、ちょっと鬱になりそうだ。


結局、それどころではなくなってRaspberry Pi 3でWindows 10を動かすというのはできていない。
動かすことができたという例はあるらしいが、動作が極めて遅くて実用にはならないのだとか。

ラズパイ3でWindows 10 on ARMが簡単に動くという記事に騙されてはいけない – OSAKANA TAROのメモ帳
ラズパイ3でWindows 10 ARMを動かした記録 – Togetter




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