下の部屋からのタバコの副流煙の被害に遭って別の場所に一時的に避難して1年経ったが、当分は元の部屋に戻れなさそうだ。
受動喫煙症の急性の症状は避難して低減したのだが、避難先でも真下ではないものの近くにタバコを吸っている住人がいるようで、ずっと慢性的な症状が良くなったり悪くなったりというのを繰り返していた。
薬局で買ったトローチを大量に摂取すると、対症療法的にだが症状が少し抑えられた。しかし、摂取しすぎたら味覚が一時的にちょっと変になり甘みやうま味(?)をあまり感じなくなってしまった。カレーライスを食べたときに変に塩辛くて美味しくないというので味覚異常を自覚した。化学物質過敏症対策として、確かに原因物質に対して嗅覚や味覚(鼻や喉)が反応するのを防ぐ効果はあったのだろうが、使いすぎるとやばいと感じたので、トローチを使うのは避けるようにしている。トローチを摂取するのを断っていると1週間ほどで味覚は戻った。それでもまだ牛丼とかハンバーガーのハンバーグとかの牛肉のうま味に対してあまり感じなくなってしまっている気がする。
あと、タバコ以外の原因で化学物質過敏症の症状が出ている感じだった。下水からなんらかの経路で逆流してくる空気みたいなものがまず気になっていた。
室内については排水口の付近から空気が逆流しやすい構造だったので、エアコン配管パテを使って隙間をしっかりと塞いだら汚水臭みたいなのに過敏に反応する現象は改善した。
ただ、それでもまだ部屋の中でうっすらと臭気を感じることがある。窓を開けると臭気を強く感じることが多い感じなので、他の部屋から漏れてくる空気が窓を閉めていてもどこからか入ってくるのだろう。鉄筋コンクリートの建物は空気を通しにくいというらしいのだが、完全な気密ではないので。(完全に気密だと、部屋の中に酸素が入ってこなくて酸欠になってしまう。)
それとは別にさらにもう1つ別の化学物質過敏症の原因がタバコ以外にあるように感じていた。
部屋に長く居るとあきらかに過敏症の慢性の症状が悪化する感じだ。特に消毒薬や香水に強く反応して、咳や喉の痛みや不快感が出る。
香水への過敏症はむしろ悪化している気がする。症状が重いときには、ファミリーレストランで店員や女性客の香水が過敏に匂ってしまって居続けることが困難な状態だ。
最近、症状が特に重くなっているときに、部屋の中でどこからか漏れてきた香水の匂いを感じた。
どうも近くの部屋で(例えば真下の部屋で?)、香水を使っている住人が居るのかもしれないと思った。
普段しないのに妙に過敏症が酷くなる原因は香水なのかもしれないと、強く疑っている。
特に3月に入ってから、コロナウイルスの新型肺炎への対策で外出を控えているので、避難ができていない。部屋にいる時間が非常に多くなっている。
VOC(揮発性有機化合物)ガスを検知するセンサーを使うのを試していたのだが、漏れてきているタバコらしき汚染した空気や香水らしき空気にはあまり顕著には反応しない。僅かに上昇したり下がってりするので、それを目安に避難のトリガーにするというのを半年くらい続けてみたが、結局、どんな時間に避難すればいいのかの参考にはあまりならなかった。
冬場、寒かったので部屋で石油ファンヒーターを使ったら、センサーが灯油に非常に強く反応してしまうので、VOCセンサーが役立たずだった。
灯油は揮発性の成分があるのか、燃焼していない時間に化学物質過敏症の症状がきつくなる感じがあった。あるいは燃焼しているときには室内のVOCガスが石油ファンヒーターで燃焼されるので、相対的に過敏症の症状が低減するのかもしれない、と思った。
石油は揮発してる臭いがきついので、都市ガスを使ったガスファンヒーターを購入して、使うことにした。
ガスファンヒーターは石油ファンヒーターほど燃焼が強くない。自分が購入した機種がそういう機種というだけなのかもしれない。それでもファンヒーターの温風吹き出し口の近くに居ると化学物質過敏症の症状が低減しているような実感がある。
ただVOCセンサーはガスにも強く反応するので、またもや役立たずだ。ファンヒーターにより避難の必要性は薄れているが、完全ではないので汚染が強い日にはファンヒーターに頼らず避難をしたい感じだ。
ちょっとガス漏れの問題があったのだが、もう解決して、比較的快適に過ごせている。
ただ、季節はこれから暖かくなるので、ガスファンヒーターは暑いなかで使うのが難しくなるだろう。