カツカレーという名前がネットが普及した今の時代においてもイギリスに間違って広まってしまっているらしい。
・イギリス人がカツのないカレーを「カツカレー」と呼ぶようになった驚きの理由 「日本式カレー」はいまや国民食に – PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
・イギリスでは日本風カレー全般を「カツカレー」と呼び、カツが無いことを指摘すると「カツカレーポリス」扱いされるらしい – Togetter
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日本のカレーは、イギリス経由で入ってきたイギリスのカレー粉を使った料理が元になっているいうのは最近ではよく知られているうんちくだ。
ただ、そもそもカレーという語の語源はというとよく分からないらしい。
美味しんぼのカレーのエピソードでもそういう話が出ていた。
ネットが無い時代には、伝言ゲーム的に物の名前とかの言葉が間違って伝わってしまうのはよくあったのだろう。
カツという料理も、元はCutlet(コートレット)という料理の名前から来ている。その語源も肉の切り身という意味らしい。
・カツ – 語源由来辞典
>「cutlet」は肉の切り身そのものを意味し、その語源は「骨付き背肉」を意するフランス語「cotelette(コートレット)」である。
カツという語についても、ネットが無い時代にそのように言葉が伝わってしまうのはよくあったことなのだろう。
しかし、ネットが普及した今の時代に、ちょっと調べたら分かるような間違った名前(カツカレー)が訂正されずに広まってしまっているというのは意外な現象だと思った。
世の中の大半の人は、物の名前の言葉の正しさとかにはあまり興味がないということらしい。それよりもウケるとか映えるとかのフィーリングみたいなもののほうが重要のようだ。
カツ(KATSU)という語の語感がよくてウケたのだろう。
「活」とか「喝!」みたいな東洋的というか日本的なイメージで。
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(追記) Wizardryというゲームに呪文の「KATU」というのがあったのを思い出した。