自転車の「けんけん乗り」というのを、キックボードみたいに蹴ってサドルに座らずに漕いで乗って進むことだと勘違いしていた

自転車の「けんけん乗り」というのを、キックボードみたいに蹴ってサドルに座らずに漕いで乗って進むことだと勘違いしていた。

自転車を漕ぎ出すときに、あらかじめサドルにまたがってからペダルを漕ぎだして発進するのが今では普通なのだが、昔はまたがらずに片足だけペダルに足を乗せてもう片方の足で地面を何回か蹴って自転車に勢いを付けて助走してから発進中にサドルにまたがるというのが多かったそうだ。これを「けんけん乗り」とか「ちょんちょん乗り」とか「おばちゃん乗り」とか言うらしい。
<ユースク>お年寄り、なぜ「けんけん乗り」?:中日新聞Web
自転車のおばちゃん乗り東西比較調査 — デイリーポータルZ

自転車は、漕ぎだすときに速度が遅い状態だと車体が不安定になり、不安定な状態だと自転車を漕ぐこと自体で余計に不安定になってしまったりする。

昔の自転車は車体が重くて、加速がしにくいので、特に静止状態でまたがってからペダルを漕いで発進するのが難しかったのだろう。足のこぐ力が弱い女性とか小さい子供とかお年寄りには特に難しいのだろう。
ママチャリタイプとかのギアの変速機構がない自転車はなおさらだ。

自転車に乗れない人とかも、これが一番のハードルになっていると思う。

昔は自転車の乗り方を学校とかで教えるときに「けんけん乗り」を教えていた地域もあるそうだ。今ではこの方法は教えていないのだが、実際には静止状態からまたがっての発進に比べると乗りやすいのでいまだに廃れていない。


電動自転車では、「けんけん乗り」をしてはいけない。片足だけペダルに乗せて地面を漕ぐときにペダルに掛かった力に反応して電動自転車のアシストが急に作動して急加速してしまったりするので危ないからだ。普通に静止状態からまたがって漕ぎ出してもアシストで楽に漕ぎ出すことができるので、「けんけん乗り」をする必要が無い。

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