Amazon Musicのキャンペーンの郵便DMが届いていた。
(ちょっと前の話なのだが、blogに書き忘れていた。)
こんなDMを送ったりとか、利用者を増やすためにAmazonが必死になっているようだ。
プライム会員なら、追加料金なしで聞き放題(Amazon Music Prime)というのだが、月額を普通に払うサービス(Amazon Music Unlimited)に比べるとシャッフル再生しかできないという制限がある。
去年(2022年)の11月にサービスを改悪して、シャッフル再生しかできなくなった。
・「聞きたい曲が選べない」 Amazon Music Primeの新仕様で動揺広がる 変更の理由は? – ITmedia NEWS
購入している曲までシャッフル再生のせいで好きな曲を聴けない状態だったのだが、これは不具合だった(?)らしく、解消された。
・Amazon Music Primeの購入楽曲シャッフル問題「現在は解消」 – AV Watch
シャッフルのせいで利用者が減ってしまったので、上記のようなDMでテコ入れをしたのだろうが、たぶんユーザーが増えることはないだろう。
シャッフルで改悪された反面、聴くことのできる配信曲はAmazon Music Unlimitedと同様に1億曲に増えている。
しかし、人気の曲を集めてAmazon Prime Musicで聞けるようにしていた今までに比べて、不人気の曲が1億曲も提供されてもあまり意味が無い。アルゴリズムでお薦めの曲が再生されるのだとしても、Amazonの商品検索で検索条件にまったく合わないお薦め商品が混じって表示されるのをいつも体験しているせいで、Amazonのアルゴリズムは信用できないと思う。
シャッフルと呼んでいるのだが、実際、まったく関係ない曲とかも混ざってくるらしい。Amazonがごり押しで不人気でアクセスが少ない曲を押しつけてくる。
おそらく、定番の人気曲ばかりが再生されて、それ以外のアクセスが極端に少なくAmazonのサーバー側のリソースが偏って稼働してしまうのに対して、強引にでも平滑化をしたいのではないだろうかと思った。
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追記
2023年10月、シャッフルを使わずにプレイリストで好きな曲を聴けるようになった。
あまりに不評でユーザーがそっぽを向いてしまったので、それを取り戻すために舵を切ったのだろう。
・プライム版Amazon Musicが改良 「好きな曲を聴きたい」ユーザーの要望が実現
反面、Amazonプライムのサービスとその上位のお高いプランとの差があまりなくなってしまった。
Amazonプライムの値上げをしたぶん、サービスが向上したのだとも考えられる。
あと、Amazonプライム会員以外で有料のAmazon Musicのサブスクに加入するユーザーが結局はあまり増えなかったので、Amazon Musicのサーバーのリソースを遊ばせておくよりはAmazonプライムユーザーに使って貰うことを優先したのだろう。
楽曲を再生される絶対数を増やさないと、せっかく1億曲も集めてサービスを提供しているのに再生料金を稼げないし、再生数に応じて楽曲利用料を払う(?)のだとしても再生される絶対数があまりに少なすぎると楽曲を提供する側もAmazon Musicから逃げてしまうだろうからだ。