ティファールの陶器のボウル(電子レンジ鍋にも使えるやつ)を割ってしまったので、修理できないか試している。
気に入っていたので同じ物を買い直そうかと思ったら、外側の樹脂の器が赤色のものはもう売って無くて、緑色のものが売っていたが、ひどく値段が高い。買ったときの値段の5倍くらいだ。
ティファール 電子レンジ調理器具 クイックボウル グリーン キッチンツール K20401 (Amazon)
そんなに値段が高いのだったら、修理して使えないかとか考えた。
最初、陶器用接着剤を買ったのだが、食品が触れる場所に使うのは駄目らしい。マグカップのハンドル部分に使うとかにしないといけないのだとか。
金継ぎという陶器が割れたのを補修する方法があるのを思い出した。しかし、電子レンジで使う器に金の粉を使うと火花が出て燃えそうだ。
漆だけを使って漆継ぎをするというのをTwitterのTLで教えて貰ったので試してみることにした。
漆は、チューブ入りのものをAmazonで購入した。
東邦産業 うるし 透 UB-01 (Amazon)
とりあえず、接着剤みたいに断面に塗って、貼り合わせてみた。
2週間ほど乾燥させた。
はみ出した部分を削る仕上げの前に、水漏れがないか水を入れて、ついでに電子レンジで加熱のテストをしてみた。
器の内側のはみ出している部分が水で煮られて少し柔らかくなってしまったようだ。
仕上げではみ出した部分を削るのが楽になった。
外側の乾いているはみ出している部分も削って仕上げをしていたら、くっつけたのが取れてしまった!
乾いていたのは表面だけで、断面の漆はまだ全然乾いていなかった。
本来、割れてしまった断面は、テーパーを付けるように加工をして、そこに漆の肉を付けて接着しないと駄目だったようだ。
このあたりを参考にやり直してみる。
→ 真っ二つに割れた水色平皿の金継ぎ方法 2-4 漆の下塗りまで(毛塚ゆりさん)
テーパー加工は、ダイソーの小型のダイヤモンドヤスリを使って削ってみた。
再度また漆で接着したので、今度は長めに乾燥をすることにする。
あとで、また結果を追記する。
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仮に補修ができたときても、電子レンジ鍋みたいに加熱して使うのは漆が熱でまた弱くなってしまいそうなので駄目そうだ。
代わりの安い器を探してみる。
とりあえず、手持ちの陶器のどんぶりで、外側の樹脂の受け用の器とサイズが合うものをいくつか試してみたが、形状がボウル状ではなく、すりばち状なので容量がちょっと少ない。いまいち合わない感じだ。
Amazonで安い陶器のボウル状の器を物色してみたが、合いそうなものは見つけられなかった。
あと、ダイソーに出かけた時に安い陶器のボウル状の器を物色してみたところ、合いそうなものが見つからなかったのだが、そのかわり ダイソーの電子レンジ用のラーメン鍋というのを見つけた。
サイズとか形状が似たような感じだ。
ティファールのもともと付属していたフタはサイズが合わなくて使えないのだが、代わりにダイソーのこのラーメン鍋に付属のフタを使えばよい。
ちょっと試してみたが、このラーメン鍋は、中身を加熱して熱くなっても陶器の器と違って触れなくなったりはしない。なので、ティファールの樹脂の外側の器は不要かもしれない。ただし、ハンドル部分が持ちやすいので使い続けると思う。
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問題は、この樹脂の容器がカレーとかパスタ用ミートソースとかの粘度の高い物を加熱したときに大丈夫かどうか不安だということだ。
以前、ダイソーの電子レンジOKな樹脂の皿でミートソースパスタを加熱したら、ミートソースの端の方が過熱しすぎて樹脂に色が染みこんでしまった。
こういうのを避けるため、ダイソーのラーメン鍋ではカレーとか保存して再加熱するのに使うのは避けた方がよさそうだ。
陶器ならこんな心配はなかったのに。