PCエンジンの謎の周辺機器を持っているのだが、(開発用っぽいのだが)正体が不明で何に使うのか分からない。
外観としては、天の声2なのだが、なぜかボタン付いているのと、後ろ側に青色のコネクタが付いているのが特徴だ。
これが何か分かる人が居たら、教えて欲しい。
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自分は天の声2を持っていなかったのだが、比較用に天の声2の中古品を入手して、比較写真を撮ってみた。
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分解して、中の基板の写真も撮ってみた。
天の声2の基板とは全くの別物だ。
EPROMと、μPD71055というICが載っている。あとは74シリーズのICが6つ。
μPD71055は、PIOのICだ。
74シリーズのICはアドレスデコーダーになっているのだと思われる。
EPROMには「9」というシールが貼ってある。筐体の裏側にもマジックで9と書いてある。シリアル番号9番ということだろうか? 個人で製造したのではなく、ちゃんとした会社が9台以上のこの謎の機器を作って何らかの周辺機器を開発していたのだろう。
PIOということは、この基板の役割は何らかの外部に接続するタイプの周辺機器のインターフェース部分なのではないだろうか?
自分はPCエンジンの拡張端子に接続する周辺機器は、天の声2とかAVブースターやバックアップブースターやSUPER CD-ROM2しか知らなかった。
調べてみたら、他にもプリントブースターというのがあるようだ。全然知らなかった。
あるいは他にも何か企画されていて ぽしゃってしまったものがあるのかもしれない。
ヒントはEPROMの中にあるかもしれないので、ROMを読み出してみようとしている。
回路を追いかけてどこのアドレスにEPROMとPIOが割り当てられているのかも調べてみたい。何か簡単なソフトを自分で書いてPIOに繋げたLEDを点滅させてみるくらいはできるだろうか?
何か進捗とか新しい情報が分かったら、この記事の続編を書く予定だ。
(追記 – 続きを少し書いた。)
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この謎の周辺機器をどこで入手したのかというと、昔、15年~20年くらい前にネットオークションで開発環境「でべろ」の中古品を入手したときにオマケで付いてきた。
でべろBOXとは違うみたいだし、天の声2に何かデバッグ用の治具(CPUバスの波形を調べるロジアナ用の治具?)を取り付けるためのコネクタを付けた改造品なのかくらいに思って、特に興味を持たなかったので詳しく調べたりせずにずっと放置していた。
そのときの「でべろ」は、どこかに仕舞ったままになっていてどこかにあるはずなのだが行方不明だ。