Bluray3Dを買ったのをリッピングしてマイナー3D機器やHMD(ヘッドマウントディスプレイ)で鑑賞したい。
ということで、Bluray3Dのソフトを結構買っており、だいぶ増えてしまった。
—
HMDとか特殊な機器を使わない一般的な鑑賞方法としては、Bluray3D対応のBDデッキと3D対応テレビ/モニタを組み合わせて鑑賞するというのがある。
Bluray3D対応のBDデッキとして、最初はSONY Bluray Disc Player BDP-S570 (北米版)というのを購入して使っていた。モニタはLGのDP2242-PNという偏光方式3D液晶ディスプレイを使った。
→ 偏光方式3D液晶ディスプレイの3D映像を鑑賞してみる
デッキはこういう専用機でなくてもPlayStation3やPlayStation4でもいいだろう。
Windows PCにBDドライブとBluray3D対応のBD再生ソフトをインストールして使うのでもいいかもしれない。
3Dテレビ/モニタの代わりに3D用HMDや3D用プロジェクターという方法もある。
3Dプロジェクターは、高価で設置にホームシアター用の場所が必要なので手が出せない。
HMZ-T1という3D映画観賞用のHMDは購入して持っていたのだけど、使いにくくて処分してしまった。
HMZ-T1の後継機種はいくつか発売され、使い勝手はだいぶ改善されたらしい。しかし、ソニーはこのシリーズを打ち切ってしまっている。中古で安く購入したいのだが、なかなか値段が下がらない。
—
一方、3D用のメガネとかを必要としない裸眼3D液晶を搭載した機器もマイナーながら存在している。
例えば、シャープの3DスマートフォンLYNX-3Dだ。
→ シャープの3D液晶AndroidケータイLYNX-3Dを使ってみる
あと、もっと画面が大きな8インチの3Dタブレットもある。
→ GADMEIの3D液晶AndroidタブレットGadmei E8-3Dを使ってみる
これらの機器で3D映像を鑑賞するには、Bluray3Dのディスクをリッピングして映像データを取り出してサイドバイサイドの形式に変換しなくてはならない。
もっと大画面の裸眼3D液晶搭載のタブレット機が出てきて欲しいのだけど、どのメーカーもそういうものは作ってないし、作りそうにないみたいだ。
より大画面で画質よく3D映像を鑑賞したいという欲求を満たすために、Galaxy Tab S 8.4という高解像度の有機ELの大画面タブレットを使った自作HMDを作ってみるのを試した。
→ Galaxy Tab S 8.4用の簡易自作HMDを作ってみた
Galaxy Tab S 8.4の画面は有機ELパネルで、非常に発色がよい。
解像度は2560×1600となっており、フルHDよりも大きくなっている。
自作HMDの重さがちょっと重いので軽量化したい。レンズの軽量化については必要部分だけ四角く切断して使うというアイデアがあるのだけど、まだ試していない。
そろそろ4K画面を搭載したスマートフォンやタブレット機も出始めているので、そちらに対応した改良版HMDとして作ってみたいと考えている。
こういうったスマートフォンとかタブレット機を使ってBluray3Dを鑑賞するには、一旦映像をリッピングしてサイドバイサイドの形式で横幅が長い映像ファイルに加工しなくてはならない。
(リッピングは違法だけど、マイナー3D機器やHMDで鑑賞したりするために自分で購入したBluray3Dのディスクをそういう環境で鑑賞するためのリッピングくらいは大目に見て欲しいところだ)
—
課題として残っているのは、フルHDよりも大きいサイズの3D動画ファイルへのリッピング時の出力方法がよく分からないというのと、出力後のフルHDよりも大きいサイズをHMD用への変形などの映像加工する方法が無いということだ。