さくらのIoTプラットフォームβの通信モジュールを手に入れた。
LTEでの通信ができるIoT用の電子工作用モジュールだ。
ついでにブレークアウトボードも注文しておいたので、一緒に届いた。
2つを組み立てるとこのようになる。(アンテナ2本は離して固定する必要がある)
Arduinoシールドも売っていたのだが、そちらは注文しなかった。
あまり仕様をしっかりと調べずに買ってしまったのだけど、品物が届いたので仕様書を読んでみた。
ブレークアウトボードやArduinoシールドとマイコンとの接続は、以下の図のようになっている。
I2CかSPIのバスで、さくらIoT通信モジュールを制御する必要がある。
UARTでは制御できない。ちょっと不便な気がする。(UARTはデバッグ用なのか?)
ADCを使ってIoT通信モジュール単体で電圧を測定して通信ができるらしい。(マイコン不要?)
同じくGPIOを使ってIoT通信モジュール単体でGPIOを使うことができるらしい。ただしβ版ではGPIO機能は使うことができない。
さくらIoT通信モジュール側のI/Oの電圧は1.8Vなので、I2CやSPIやGPIOやUARTを直結できない。電圧変換回路を間に入れる必要がある。
Adruinoシールドの方は、変換回路が用意されているので簡単に使うことができる。
ブレークアウトボードの場合には自前で変換回路を作らないといけないのでハードルが高い。
– I2Cの変換回路を作る場合 –
・前にArduino用にI2C電圧変換シールドを自作している。そのときはLTC4301LというICを使用した。今回もこのICで同様にできそうだ。ただ、DIP品がないので、自作ではちょっと使いにくいかも。
・スイッチサイエンスでこれが使えるかも PCA9306搭載 I2C用ロジックレベル変換ボード
– SPIの変換回路を作る場合 –
・スイッチサイエンスでこれが使えるかも TXB0104搭載4CH双方向レベルコンバータ
ネットでAPIを叩いてデータをやりとりするソフト作りをする必要がある。
これについてはまた後で調べることにする。
名古屋でハンズオン勉強会があるので、行ってみる。
(追記)
→ さくらのIoT勉強会 IoT nagoya study vol.1に行ってきた
(追記)
UARTは、現在は使えないが、近日のファームウェアアップデートで使えるようになるらしい。
マイコンなどのMCUを使わないで、スタンドアローン動作させてADCとGPIOを使うこともできるようになるらしい。
Arduinoシールドを追加で買おうか、あるいはI2CとかSPIのバス電圧変換の部品をスイッチサイエンスあたりで買おうかと考えていたが、スタンドアローンで動かすためのファームウェアが出るまで様子見する。
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参考
・さくらのIoT Platform さくらインターネット 公式
・データシート 公式
・「さくらのIoT Platform α」ハンズオン(さくらクラブIoT福岡 第1回勉強会~さくらのIoT Platformを体験しよう!) α版の時点のやつ
・さくら IoT – 温湿度センサー HDC1000 アンドロイドな日々