Nintendo Switchの内蔵ストレージの32GBのeMMCメモリは吸い出しできるのだろうか?
分解したNintendo Switchを見ると、内蔵ストレージの32GBのeMMCメモリが子基板になっていて取り外せるようになっている。
取り外しできるのは、Switch本体を落として割ってしまった場合のメーカー修理でこの子基板だけ新品の本体に移植できるようにだろう。
取り外したeMMCメモリの子基板の中身って、吸い出しができるのだろうか?
eMMCメモリは汎用の規格になっている。
CQ出版のインターフェース誌2010年月号の記事などが参考になる。
→ 2010年10月号 目次|Interface – MMCカード&eMMCのネイティブ・モードでの使い方
SDカードに似た感じで、CLK信号とCMD信号とDATAの8bit分の信号でアクセスできる。
ICのパッケージ(BGA)のピン配置は規格で決まっている。
上記の記事を見るとSDカードに変換するアダプタなどが存在するようだ。
参考になりそうなODROIDという開発者向けAndroid端末のeMMCメモリとSDカードへの変換基板が売ってるのを見つけた。
これと似たような感じの変換基板を自作すれば、Nintendo Switchのファームウェアなどの吸い出しができるのではないだろうか。
昔、Nintendo DSのファームウェアが取り外しできる無線モジュール内にあったので、取り外して吸い出したりできたのを思い出した。
→ ニンテンドーDSのクロックアップと無線通信(と、ファームウェア解析)
→ DS-FW-PCBの製作