エアコンのリモコンを制御したいのだけど、いままでちょっと取り組んでは放り出してというのを繰り返していた。
エアコンはPanasonicのCS-40RJXという機種を使っている。
付属のリモコンはこんな感じだ。
前にPCに繋ぐBUFFALOの学習リモコンPC-OP-RS1で制御しようとしたときは、リモコンのコマンドが長すぎるせいか学習させることができなかった。
その代わりに予備のリモコンを入手して、電気回路的な改造をしてPCで制御しようというのを次に試したのだった。
リモコンのボタンのスイッチ部品の信号線を引っ張り出して、PCで制御できるリレー制御基板キットを使ってスイッチのオン/オフを制御して、リモコンのボタン入力をPCから行うというのをやってみた。
作って動作確認をしたあと、別の用途にリレー制御基板キットを使うためにバラしてしまっており、代替用にArduinoマイコンボート+自作アナログスイッチシールド(拡張基板)というのを作っていた。
→ アナログスイッチシールドを作ってみる
わざわざ予備のリモコンを使わなくても、その気になれば自分でリモコンのコマンドの解析とかもできなくはないのだけど、面倒でそこまでやる気が起きなかった。
赤外線リモコンの解析は、秋月電子とかで売っている赤外線リモコン受信モジュールを使うと割と簡単に復調まではできるので、受信モジュールから出てくるビット列の波形を記録して読み解けばよい。短い波形ならばデジタルオシロでタイミング良く波形をホールドして記録ができる。
実際にリモコン2足歩行ロボットの赤外線リモコンのコマンドを調べるのはやってみたことがある。どこかにこの受信モジュールを仕舞ってあるはずなのだけど、例によって見つからない。
→ リモコン2足歩行ロボットRoboSapien
他にもIRKitとかirMagicianとかの赤外線リモコンのhack用のキットをいくつか買ったのだけど、時間が無くて弄れていない。退職して暇になったのでやってみようかと思ったのだけど、工作部屋が片付かなくて先延ばしになっている。
iRemoconというのが最近発売されたので試してみている。
→ スマートフォンで操作する赤外線リモコンiRemocon WiFiを手に入れた
温度センサーも入っているし、PCから制御するというhackもできそうなので、結局これをメインに使ってみようかと考えている。
温度センサーについても、前にPCに接続するものを自作していた。
→ USB温度センサの製作
他に温度と湿度も測定できるStrawberry Linuxで買ったキットなども試している。
ここまで色々とパーツが揃っているのだから、あとは簡単そうだと思うかもしれないが、実際にやりたいことは色々とあって悩んでいる状態をずっと続けている。
やりたいことは、
(1) エアコンの自動温度制御
部屋を一定の温度に保つ。夏は冷房、冬は暖房、あとの季節は寒暖に合わせて適当に自動切り替えする。
睡眠時にはエアコン掛けっぱなしにせずに、適度にオフにし、起床時に目を覚ます直前にエアコンをオンにして快適に目覚めたい。
(2) エアコンの切り忘れ防止
外出時のエアコンの切り忘れを防止したい。あるいは外部から状態をモニターして遠隔操作でオフにしたい。
(3) 遠隔でエアコンをオンにする
帰宅時に、前もって外部からエアコンをオンにしたい。
という感じだ。
冷房と暖房の自動切り替えというのが意外に面倒そうだったりする。
ちなみに冷房とか暖房という言葉で「房」というのは部屋を意味していて、冷房は部屋を冷やすことで、暖房は部屋を暖めることを意味している。
そうすると、例えばコタツは暖房に入らないので暖房器具として分類されるのはおかしいと思ったりするのだけど、おかしいだろうか?